SSブログ

ミステリと言う勿れ (3) [コミック 田村由美]

ミステリと言う勿れ (3) (フラワーコミックスアルファ)

ミステリと言う勿れ (3) (フラワーコミックスアルファ)

  • 作者: 田村 由美
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2018/10/10
  • メディア: コミック

<カバー裏あらすじ>
代々、遺産を巡る争いで死者さえ出るという、狩集(かりあつまり)家の相続人のひとりである、汐路(しおじ)に頼まれ、訪れた先の広島で、遺言書の開示に立ち会うことになった久能 整(くのう ととのう)。
そこには、失跡した犬童我路(ガロ)の思惑が働いていた。
相続人候補は汐路と、いとこたち4人。
整は次第に身に危険も及ぶ骨肉の争いに巻き込まれて…!?


「ミステリと言う勿れ」 (2) (フラワーコミックスアルファ)(感想ページはこちら)に収録の
episode4 思惑通りの予定外
の続きがこの「ミステリと言う勿れ」 (3) (フラワーコミックスアルファ)には収録されていて
episode4-2 相続人の事情
episode4-3 落とされたものは
episode4-4 鬼の集(つどい)
episode4-5 殺すのが早すぎた
という形になっているのですが、最初に一言
このエピソード、第3巻で完結していない!!!
なので感想を「ミステリと言う勿れ」 (4) (フラワーコミックスアルファ)まで持ち越そうかとも思ったのですが、謎の太宗は解かれるので一旦ここまでの感想を書いておきたいと思います。

第2巻 の「episode4 思惑通りの予定外」は、整が巻き込まれるようになった次第を描いています。
その前の「episode3 つかの間のトレイン」の画面でもちゃんと伏線をはっておいてほしかったなぁ、とは思いましたが、この部分、テンポがよくて面白い。
怪しげな遺言っていうのもいいですよね。
「すべきことはひとつ
 それぞれの蔵においてあるべきものをあるべき所へ
 過不足なくせよ」

こういう設定は少々時代遅れな感じがしないでもないですが、狩集家と弁護士の車坂家と税理士の真壁家が団結しているところとか、四つの蔵が明聡、忠敬、温恭、問難と名付けられていかにも何かありそうなところとか、おもしろいですよね。

第3巻に移るわけですが、今回、いつもより整のおしゃべりは控えめです。
過去の出来事まで絡んで事件の構図が込み入っているから(その説明が必要で整のおしゃべりにあまりページを割けない)ということもありますが、周りの人物もいろいろと話すから、という感じがします。
整がしゃべろうとして聞いてもらえず
「もうしゃべるもんか」
と整がいうシーンが「episode4-3 落とされたものは」にあったりします。しゃべらないなんて、なにより整自身がもたないと思うんですけどね(笑)。
「episode4-4 鬼の集」には
「整くんはおじさんがキライなんだね」
「まあ」
「おじさんくさいのにね」
なんて会話まで(笑)。

「episode4-5 殺すのが早すぎた」では整が罠をしかけて下手人を捕まえます。
実際の謎解きは次巻に持ち越しですね。
ミステリとしての感想はその時に。



タグ:田村由美
nice!(14)  コメント(0) 
共通テーマ:

nice! 14

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。