恋占い [日本の作家 赤川次郎]
<裏表紙側帯あらすじ>
同じ学園の高校と中学に通うまどかとみゆきの姉妹。小柄で可愛いまどかは、いっつも誰かに恋しては、トラブルばっかり起こしている。かたや背が高くてしっかり者のみゆきは、そんな姉のために駆け回る毎日。ある日、カッコいいバイク便の配達員に恋しちゃったまどかは、すごい事件に巻き込まれてしまって……。甘くて酸っぱい、9つの恋の物語!
現在帰省中で、実家には(正しくは、実家にも、ですね)読んでいない本がいっぱいあります。
赤川次郎の本すらその例に漏れず、持ち運びに不便な単行本がたまっていて、これはその読み残しの1冊。
なので単行本です。
既に新潮文庫にもおさめられているのですが、いま Amazon.co.jp でみると文庫版すら品切れのようですね。
あらすじには“事件”なんて単語もありますが、ミステリではありません。
姉妹が逆転したようなふたりの騒動を描いた連作です。
清く正しく美しく、ない事態も描かれていますが、主人公二人はちゃんと清く正しく美しく生きていこうとがんばっているところがポイントですね。
姉のまどかが恋に落ちちゃう相手がバラエティに富んでいるところが、またいいですね。
Cute という語がぴったりくる作品だと思いました。
<2014.11.30追記>
↑にも書いた通り、2001年に本書は文庫化されていますので、書影を掲げておきます。品切れ、のようですが。
コメント 0