記念日の客 [日本の作家 赤川次郎]
<裏表紙側帯あらすじ>
才能溢れる若きスター・五代ユリのマネージャーとなった水田。万年係長で停年退職をした直後に華やかな世界に足を踏み入れた彼は、初日からアクシデントに見舞われることに。ユリと二人三脚でなんとか仕事をこなしていくなかで、水田は彼女の魅力を自然に引き出すという意外な才能を見せる。しかし、徐々にユリの人気が出始め、全てが順調かに見えた彼の第二の人生に、大きな事件が待ち構えているのだった……。
もう12月も終わろうとしていますが、この本、11月に最後に読んだ本です。
作者お得意の芸能界を舞台にした作品です。実際の芸能界がこの作品のような世界なのかはわかりませんが、赤川次郎ブランドとしては一定の世界を築いていると思います。
この作品での五代ユリのような、真っ直ぐに成長していく女性を主人公にすることが多い赤川次郎ですが、この作品ではそれを見守る(?)マネージャーを視点に据えているところがポイントです。
しかし、こんな素敵な第二の人生が待っているとは、幸せな主人公ですねぇ。もっとも、殺人事件に巻き込まれたいとは、思いませんけれど...
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