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エクソダス [映画]

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実は、「エクソダス」を観るつもりはなく、「チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密」を観ようと思っていたんです。
原作「チャーリー・モルデカイ (1) 英国紳士の名画大作戦」 (角川文庫)を読んだので(本の感想を書くにはいったいいつになるでしょう??)。ところが、もう上映終了。
ということで、「エクソダス」は代打です。

いつものように、「シネマトゥデイ」HPからあらすじを引用します。

ストーリー:紀元前1300年。最強の王国として名をはせるエジプトの王家に養子として迎えられて育ったモーゼ(クリスチャン・ベイル)は、兄弟同然のような固い絆で結ばれていたはずのエジプト王ラムセス(ジョエル・エドガートン)とたもとを分かつ。その裏には、苦境に立たされている40万にも及ぶヘブライの人々を救わねばならないというモーゼの信念があった。そして、彼らのための新天地「約束の地」を探し求めることに。過酷な旅を続ける一方で、彼はエジプトを相手にした戦いを余儀なくされていく。

ついでに、チェック欄も。

チェック:旧約聖書の出エジプト記に登場する、モーゼのエピソードをベースにしたアドベンチャー。紀元前のエジプトを舞台に、王家の養子として育てられた男モーゼがたどる数奇な運命と壮絶な戦いを活写する。メガホンを取るのは、『グラディエーター』『プロメテウス』などのリドリー・スコット。『ザ・ファイター』などのオスカー俳優クリスチャン・ベイル、『華麗なるギャツビー』などのジョエル・エドガートンを筆頭に、実力派やベテランが結集。砂漠を埋め尽くすエジプトの軍勢や割れていく紅海など、スケールの大きなビジュアルも見もの。


映画のHPのあらすじは、おおざっぱながら、かなり先の方まで書いています。

40万の奴隷を解放するという自らに課せられた重すぎる使命を果たすため、たった一人でエジプト王国に立ち向かった伝説の英雄モーゼ。
苦境に立たされるモーゼの前に起こる<10の奇跡>。
ナイル川が血に染まり、蛙が地を這い、空から巨大な雹がエジプト全土を襲う。
更にエジプト軍に紅海に追い詰められたモーゼと40万の民に人類史上最大の<奇跡>が起こる。
モーゼのために道を開いた海が、一転、エジプト軍の1千の戦車と4千の兵に牙をむく。
3300年の時を経て、今、我々は人類が初めて経験した<奇跡の>アドベンチャーを目撃する--


モーゼの話は、子供向けの本で読んでいると思うのですが記憶には残っておらず、HPのあらすじすら新鮮でした...

特撮というか、CGで、どうやって<奇跡>を見せるか、というのがポイントの1つだと思うのですが、どれも映像で観ると迫力あるというか、おぞましい。
またもやHPから引くと、

1. ナイル川が血に染まる
2. 蛙が大量発生する
3. ぶよが大量発生する
4. あぶがエジプト人の家にむらがる
5. 疫病が流行る
6. エジプト人に腫れ物が流行る
7. エジプト全土に巨大な雹が降る
8. イナゴの大群が押し寄せる
9. 三日間、暗闇がエジプトを覆う
10. エジプト人の長子が死に至る

それにしても、旧約の神様って、怖いですねー。
ユダヤ民族の積年の恨み、とはいえ、ここまでしますか...
能力的には神様でも、心理的には普通の人と変わらないというか、きわめて人間臭い存在に思えます。

そして、クライマックスの紅海のシーン、ちょっと期待と違いました。
引いた波がまさに怒涛のように戻ってくる映像はステキです。ここは期待通り。
ただ、逃げ手と追手の距離がなさすぎるように思います。
映画を観ている感じだと、追手のエジプト軍だけではなく、逃げているエジプトの民も波に呑まれてアウトではないでしょうか?
波にさらわれたのに無事だっていうのも、なんかご都合主義っぽく見えてしまう。もっとも、そもそも神に護られているのでしょうから、波に呑まれても大丈夫、ってことなんでしょうが。

それにしても、敵役とはいえ、ラムセス、馬鹿すぎ。
ここまで頭の悪いな為政者って本当に史実なんでしょうか?
野蛮な時代には野蛮な為政者ってことかな??

<蛇足>
ところで、40万の民って、一気に移住したんでしょうか? 
映画でも確かに大量にいましたが、40万人もいるようには見えませんでした。
史実はきっと違うのでしょうね。
40万人が一時に移動するって、リアリティがない感じがします。




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