C.M.B.森羅博物館の事件目録(13) [コミック 加藤元浩]
C.M.B.森羅博物館の事件目録(13) (講談社コミックス月刊マガジン)
- 作者: 加藤 元浩
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2010/02/17
- メディア: コミック
この第13巻は、
「夏草」
「霧の山荘」
「アサド」
「オルゴール」
の4話収録です。
「夏草」は、旗竿地を巡る謎を扱っています。
オオバコ、アサガオ、シダ、コケ、スギナ、ツユクサ、マツバボタン、トケイソウ、オシロイバナ、オオマツヨイグサ...旗竿地に生えている植物がそのまま謎であり、解決の手がかりとなります。
退職後、妻を亡くした父親が姿を消して、旗竿地で何をしていたのか...
「霧の山荘」は、急に霧が出てきて林間学校で遭難(!) した森羅たちがたどり着いた山荘。
そこには、劇団O-ZAPの4名が集まっていた。そして起こる主宰者の死。
心理的な手がかりを森羅が使うことはナイスですが、ちょっとそのあとの展開には飛躍があるかな。
「アサド」では、学園祭の出店で、七瀬たちは森羅のアイデアから、アサドを作ります。
アサドとは、アルゼンチンの草原地帯で働く牧童(ガウチョ)の人たちが肉を焼いた料理、だそうです。3時間以上かけて!!
学園祭の準備を押しつけられていた青年を、七瀬たちが救おうとする話になっています。
「オルゴール」は、持ち主の日記で撃たれたと書かれていたオルゴールに撃たれた跡がない、という謎を扱っています。
オルゴールといっても、小さな箱型のものではなく、ディスクタイプの大型のものです。大きな時計みたいなかたちですね。
謎解き自体はちょっとどうかな、と思えるものなんですが、この話では、「C.M.B.森羅博物館の事件目録(12)」 (講談社コミックス月刊マガジン)に収録されている「老婆と猿」で森羅が引き取った(?) マントヒヒのヒヒ丸が登場するのが、絶大なポイントですね。
このヒヒ丸がすばらしい。留守番はするし、コーヒーはいれるし(ヒヒ丸の入れたコーヒー、飲んでみたい!)、スーパー・マントヒヒです。
ヒヒ丸とマウ・スガールとの対決も見ものです!
これからもヒヒ丸、ちょくちょく出てくれるといいなぁ。
コメント 0