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Q.E.D. iff -証明終了-(6) [コミック 加藤元浩]


Q.E.D.iff -証明終了-(6) (講談社コミックス月刊マガジン)

Q.E.D.iff -証明終了-(6) (講談社コミックス月刊マガジン)

  • 作者: 加藤 元浩
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2017/02/17
  • メディア: コミック

<カバー裏あらすじ>
「地球に落ちてきたと言っている男」
宇宙人を名乗る男・サイモンが、ミステリ研究会のモルダーの家にやってきた。燈馬とも互角に最新の宇宙議論を交わす彼は、モルダーの家庭に入り込み!?
「急転」
人気ドラマ「南国刑事」のプロデューサーが転落死。配役でもめていたという女優ら5人はアリバイを主張するが、燈馬は絡み合う事実を解きほぐし……


Q.E.D. iff のシリーズ第6巻。

「地球に落ちてきたと言っている男」には、懐かしの(?)、迷惑3人衆がミステリ研究会の面々として再登場します。いや、もう出てこなくていいんだけど(笑)。
今回彼らが持ち込む事件は、モルダーこと森田織理(おりさと)の祖母のところに宇宙人がやってきた、という話。
更衣室からの消失トリックは、いくらなんでも無理じゃないかな、と解決シーンの絵を見ても思う出来栄えなので、褒めることはできませんが、全体の仕掛けとして、アメリカのミステリではお馴染みのアレを持ってきているのはよかったです。
ただ、読者には少々アンフェアなところがあるのが残念です。
ラストで宇宙人の ”ゆれ” が描かれますが、そのことを暗示するようなエピソードがもっと前にあればな、とも思いました。

「急転」も密室状況を扱っています。
階段室をめぐるトリックは単純すぎてさほど惹かれませんし(むしろトリックと呼んではいけないのかも)、もう一つの手錠(ネタバレにつき色を変えておきます)をめぐるトリックも、よほどの幸運に恵まれないとすぐにばれてしまうと思います。
何より動機が今一つ納得感が薄いように思えて残念でした。



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