War of High School [タイ・ドラマ]
タイ・ドラマの感想です。
題して「War of High School」
古い作品です。
いつもの MyDramaList によると、2016年8月から12月まで Channel 9 で放映されていたようです。
ということは、「Make It Right」(感想ページはこちら)とほぼ同時期ですね。
YouTube で観たように思うのですが、今確認してみると、EP1が観られなくなっていますね。
EP2 からは英語字幕付きで観ることができます。
主演は「Make It Right」にも出ていた Ohm さん。
Ohm さん演じるパウンドをめぐって、女子高校生二人(上のポスターの二人です)が争いを繰り広げる、というストーリーがメインの流れのうちの一つです。
両手に花、と浮かれていられる状況ではなくて、高校の女王の座をめぐって派閥を形成して熾烈な争いをしている二人、という設定でして、かなり強烈です。
むしろ、両者に挟まれてパウンドは苦労している感じです。
舞台となる高校は、もとは女子高だったみたいで、新たに初めて男子を迎え入れた――しかも6、7人だけ、という状況。6、7人と幅を持たせているのは、物語を見ていても人数が確定しないのです(笑)。
なんとなく男にしてみたら夢のような状況な気もしますが、いやそれは浅はかというもので、超少数派の男子は肩身も狭く、大変そうです(笑)、
ということで、この二人の女子高校生がメインというべきかもしれません。
女子高生二人の熾烈な争いはまさに「War(戦争)」。
もともとは仲の良かった二人、ということになっていまして、さらにはもう一人女王格の生徒がいたのだけれど、彼女はこの物語が始まる前に校舎から墜落死してしまっているという......
そして、この流れを受けるサスペンス調の展開がもう一つの流れです。
こちらの物語は、犯人探しのような方向に進んでいきます。
二つの流れが、時に絡み合い、時に分かれて、ラストに雪崩れ込んでいきます。
ミステリとして作られているわけではないので、伏線がしっかり貼られていたりはせず、いきなり意外な犯人となるわけですが、強烈に意外でした。
不意打ちとはこのことを言う。
びっくりできますよ。犯人が明かされるシーンでは唖然としてしまいました。
タイ・ドラマらしく(?)、BL的要素もありますが、薄味ですので、BLを期待する人にはあまりおすすめできないかも。
馴染みの俳優さんが結構出てきていますね。
ちょっと鮮明ではないですが、男性陣のポスターを。
このポスターで右側の二人がBL要員ですね。
ベストを着ている方(右から二人目)が Nattapat Sakullerpasuk という俳優さんで 愛称 Film。「Water Boyy」(感想ページはこちら)などにも出ていましたね。
気弱で繊細な感じがよく出ています。
対するのは Kavinpat Thanahiransilp 愛称 Jo という俳優さん。明るいキャラクターに合っていました。
「Make It Right」で Ohm の相手役で過去のある優等生を演じていた俳優 Toey さんが、まったくキャラクターの違う役を演じています。こちらはどこまでも軽いおちゃらけボーイ。
またポスターにはいませんが「Love by Chance」(感想ページはこちら)の Plan も出ています。
ちょっと強引なサプライズを楽しみたい方にはどうぞ、と言いたくなる作品です。