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名探偵コナン (6) [コミック 青山剛昌]


名探偵コナン (6) (少年サンデーコミックス)

名探偵コナン (6) (少年サンデーコミックス)

  • 作者: 青山 剛昌
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 1995/07/18
  • メディア: コミック

<カバー裏あらすじ>
体が小さいからって大きな奴には負けないぞ!
と威張ってみたものの、仮面の男に追い詰められて大ピンチ!!
でも自慢の頭脳で何とか脱出、
奴らの正体だって暴いてみせるさ。
小さな名探偵・江戸川コナンとは俺のコトさ!!


名探偵コナン第6巻です。

FILE.1 仮面の下の真実
FILE.2 三人の訪問客?
FILE.3 三人のアリバイ
FILE.4 留守番電話の謎
FILE.5 タンスの言葉
FILE.6 結成! 少年探偵団
FILE.7 ナゾの兄弟
FILE.8 動く死体の謎
FILE.9 祭りの夜
FILE.10 アリバイは完璧
の10話収録。

FILE1は、前巻 「名探偵コナン」 (5) (少年サンデーコミックス)の FILE10~11で謎のおばさんに攫われてしまったコナンの話の続きです。
不穏な気配が漂うだけに一層期待して読み進んだのですが...
うーん、作者のやりたかったことは理解したつもりですが、これは好みには合いませんでしたね。

FILE2~5は、来客の隙(?) に離れで殺されてしまった実業家の事件。
部屋中に付けられた刀傷という激しい現場で殺された、居合をやっていた被害者。
累版電話やタンスの傷をめぐる部分はどちらもおもしろい着眼点だとは思うのですが、少々雑な扱いではないでしょうか? もうすこし丁寧に取り扱ってほしかったかな。

FILE6~8は、コナンの悪ガキ友だち(?) が実際に殺人事件に遭遇するけれども、警察を呼んだ時には死体が消えていて......という定番のワクワクする展開。
ただこの展開の場合、犯人が最初から限定されてしまうのが難点ですね。
犯人をほぼ確定させながら読んでいると、最後に明かされるトリック部分がいかにも苦しいように思われました。
ただ、このお茶目な探偵団にはときどき活躍してもらいたい気もします。

FILE9~10は、倒叙形式でスタートするので、天下一春祭りを背景に使い捨てカメラ(と言わないんでしたっけ?)を利用したアリバイトリックが使われたことはわかるのですが、肝心のトリック部分は伏せたまま、次巻へ続きます。

裏表紙側のカバー見返しにある青山剛昌の名探偵図鑑、この6巻は金田一耕助です。
青山さんのオススメは「獄門島」 (角川文庫)とのことです。

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