SSブログ

鼠、剣を磨く [日本の作家 赤川次郎]


鼠、剣を磨く

鼠、剣を磨く

  • 作者: 赤川 次郎
  • 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
  • 発売日: 2012/03/24
  • メディア: 単行本


<帯あらすじ>
ひたすらに子を思う親の真心、帰ってこない夫を待つ妻の純情……
誠を守り抜こうと葛藤する心善き人びとを描く。 <表表紙側>
一晩で人っ子ひとりいなくなった大名屋敷。もしや天狗にさらわれた――!?
物見高い江戸っ子たちの間で「鼠」の噂は一瀉千里。世にもふしぎな事件の真相は―― <裏表紙側>

単行本です。
早くもシリーズ第5弾です。
「鼠、江戸を疾る」 (角川文庫)
「鼠、闇に跳ぶ」 (角川文庫)
「鼠、影を断つ」 (角川文庫)
「鼠、夜に賭ける」 (角川文庫)
と来て、今回の「鼠、剣を磨く」です。
最初の「鼠、江戸を疾る」は2004年の刊行ですが、以降、「鼠、闇に跳ぶ」 が2010年3月、「鼠、影を断つ」 が2011年3月、「鼠、夜に賭ける」 が2011年9月、そして「鼠、剣を磨く」が2012年3月ですから、すごいハイペースで出版されています。
赤川次郎は、小説全冊読破を目指しているので、ただでさえこのブログの登場回数が多いのですが、こんなに刊行ペースだとそれに拍車がかかってしまいますね。
「鼠、影を断つ」 の感想で(ブログへのリンクはこちら)、作者も楽しんで書いているのでは、と書きましたが、絶対その通りですね。なんといっても、作者の数あるシリーズの中で一番刊行ペースが速いんですから!
場面切り替えが早く、せりふ主体で進んでいく赤川次郎の手法が、ぽんぽん話すキレのよい江戸の言葉にぴったり合っていて、また、江戸情緒ある人情が最近の作風に合っていて、なかなかよいシリーズになっていると思います。
そろそろ、次作が出版されちゃうかな?

<おまけ>
ようやく8月に読んだ本の感想を書き終わりました。
次からはやっと9月に読んだ本になります...

<2014年10月追記>
2012年12月に文庫化されていました。リンクを貼っておきます。

鼠、剣を磨く (角川文庫)

鼠、剣を磨く (角川文庫)

  • 作者: 赤川 次郎
  • 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
  • 発売日: 2012/12/25
  • メディア: 文庫



nice!(1)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

nice! 1

コメント 2

まっきー☆

あら、知らない間にこんなに出ていたんですね!? 本屋でも1巻目しか見かけないので、文庫化はまだまだだなぁ・・・と思っていました。 でもちゃんと文庫になっていますね・・・これは探さねば!
by まっきー☆ (2012-10-06 18:01) 

31

まっきー☆さん、ありがとうございます。
赤川次郎はもともと出版点数が多く、スピードも速いのですが、このシリーズはとびぬけて早く次々と出てきます!
手軽にすぐ読めるのでいいのですが、落ち着いて初期作のようなしっかりした作品もたまには書いてほしいところです...
by 31 (2012-10-06 21:11) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0