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Q.E.D.証明終了(39) [コミック 加藤元浩]


Q.E.D.証明終了(39) (講談社コミックス月刊マガジン)

Q.E.D.証明終了(39) (講談社コミックス月刊マガジン)

  • 作者: 加藤 元浩
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2011/06/17
  • メディア: コミック


<帯裏表紙側あらすじ>
今なお太陽系を超えて飛び続ける無人惑星探査機・ボイジャー。
人類の偉業「ボイジャー計画」に携わった燈馬の恩師・イオ教授が、妻の命日を前に失踪した。
燈馬と可奈は、35年前に教授が成した仕事、その影で置き去りにされた一人の女の物語を知る。教授が手にした栄光、そして失った愛とは--?
〈『グランドツアー』他一編を収録〉

この第38巻には「ああばんひるず6号室事件」と「グランドツアー」の2つの話が収録されています。

「ああばんひるず6号室事件」は、「ああばんひるず」という名前だけは立派なボロアパートの大家さんの怪死事件を扱っています。
怪死の真相はいいとして、その後に付け加えられたオチ(?) の部分は失敗ではないでしょうか。
可奈がバイトの管理人として「ああばんひるず」に乗り込み、燈馬もそこに加わる、という流れですが、
「僕が借りたとき不動産屋さんが説明してくれましたよ」
という燈馬のセリフに、???、でした。
大家さんの孫から直接依頼されていたら、不動産屋さん通さないでしょう、普通は。
そこを置いておくにしても、ちょっと乱暴なストーリーだと思いました。


「グランドツアー」は、上で引用したあらすじにもあるようにボイジャー計画に関係した話です。
タイトルのグランドツアーというのは、1976年から1979年の3年間に奇跡のように起きた惑星の配置!! 「スイングバイ」で太陽系の果てまで一気に宇宙船を飛ばすことができる千載一遇の好機(チャンス)!! 天に与えられた時間が“グランドツアー” ということのようです。
「スイングバイ」は、あの“はやぶさ”でも話題となった技術(アイデア)ですね。
で、そのボイジャー計画に携わった科学者・技術者たちの人間模様。
よくある話、と片付けてしまってはかわいそうですが、世界に誇るプロジェクトでも、携わるのはやはり人間、ということでしょう。
でも、このストーリーを“グランドツアー”と名付けるのはちょっと無理があるかなぁ。
可奈たちが踊る歌が笑えました。
「ここは~~
ハワイ~~
だけど~~
ワイキキビーチはない~~
ここはハワイ島でオアフ島じゃないから~~」

ちょっとこのところ、シリーズが低調な気がします。
ぜひ、持ち直してほしい、です。

タグ:加藤元浩 QED
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