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映画:ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE [映画]

ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE 1.jpg


映画を観ました。
トム・クルーズの「ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE」
──このシリーズ、ずっと見ているのですが、ミッションインポッシブルだったのですね。今まで注目していませんでしたが。日本語表記だけの問題ですけれど。

シネマ・トゥデイから引用します。

見どころ:
トム・クルーズ主演のスパイアクション『ミッション:インポッシブル』シリーズの第7弾。スパイ組織IMF所属の腕利きエージェントであるイーサン・ハントが、人類を脅かす新兵器を追う。『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』に続いてクリストファー・マッカリーが監督などを担当。サイモン・ペッグ、レベッカ・ファーガソンらおなじみの面々が集結する。

あらすじ:イーサン・ハント(トム・クルーズ)率いるIMFチームは、新兵器を探すミッションを下され、悪の手に落ちる前にそれを見つけ出そうとする。そんな中、IMFに所属する前のイーサンの過去を知る男が現れる。仲間たちと世界各地で命懸けの戦いを繰り広げるイーサンにとって、今回のミッションは絶対に成功させなければならないものだった。


映画のHPからあらすじを引用します。
IMFエージェント、イーサン・ハントに課せられた究極のミッション—全人類を脅かす新兵器が悪の手に渡る前に見つけ出すこと。
しかし、IMF所属前のイーサンの“逃れられない過去”を知る“ある男”が迫るなか、世界各地でイーサンたちは命を懸けた攻防を繰り広げる。
やがて、今回のミッションはどんな犠牲を払っても絶対に達成させなければならないことを知る。
その時、守るのは、ミッションか、それとも仲間か。イーサンに、史上最大の決断が迫る—


前作「ミッション:インポッシブル/フォールアウト」(感想ページはこちら)はイギリスの映画館で観たので、セリフがちゃんとは聞き取れず、あらすじがぼんやりわかっただけだったのですが、このデッドレコニングは日本で字幕付きで観ただけあって、あらすじがよくわかる(笑)。字幕のありがたみを強く感じました。

核兵器までたどり着いてしまったシリーズですが、今回はちょっと路線を変更してコンピューター、AIの世界へ。
(核爆弾も冒頭の空港のシーンで出ては来るのですが、だしに使われている感じです。余談ですが、空港のシーンでは、五條瑛のROMESシリーズを思い出しました。)

アクションに次ぐアクション、山場に次ぐ山場で、2時間以上ある映画の長さをまったく感じませんでした。
ところどころにわかりやすい笑い処も紛れ込まされていて、ずっと楽しんで観ていられます。
舞台も中東の空港、ローマ、ヴェネツィア、オリエント急行とかなり派手です。

このシリーズ、トム・クルーズが体当たりでするスタントシーンに注目がよく集まります。
そのこと自体ははすごいとは思っても映画としては特に何も感じないものの(なんでもかんでも主演俳優が自分でやらないといけないというものではない、と思っていることに加え、スタントも映画の重要な要素ですから、スタント俳優を排してメインの俳優が演じてしまうとスタントそのものの発展に寄与しないような気がしてちょっとネガティブな感覚を抱いてしまいます)、事前の宣伝や予告編でそのシーンがクローズアップされることで、映画の山場に観客の注意を一層強くひきつける効果があるんだな、と特にこの「ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE」で感じました。
さらに、このスタントシーン自体は、ミッション:インポッシブルというくらいですから、まさに不可能事な動きを見せるので、展開自体が現実感のないものになってしまうのですが、実際にトム・クルーズがスタントに挑んだ、というと、不思議な現実味が加わって上手に観客をだましているような気がします(まあその意味では、スタントマンがやっても人間がやったことに変わりはないので同じなのですが、スタントマンがやっていれば宣伝には使いにくいでしょう)。
スタントを実際にトム・クルーズがやった、ということと、映画の中のミッションとしてそれが成功する、というのはまったく別物なのですが(たとえば、崖から飛ぶというシーンを演じ、実際に飛んでみせたところで、飛ぶことは成功しても、狙い通りに狙った場所に飛んで行ったかというのは別ですよね)、なんとなくミッション自体がうまくいったように思えてしまいます。

ハラハラドキドキ、文字通り手に汗握る映画体験でとても楽しみました。

タイトルにもあるように、この作品には当然のごとくPART2 があるわけで、その後に物語は続きます。
PART1にネタバレにもなりそうですが、勝手な予想(たいした内容ではないですが)を書いておきたいと思います──自らの心覚えのために。
気になる方はこの後の部分は読まずにおいてください。一応色を変えておきます。
1) PART2は、米高官であるキトリッジがメインの敵役となり、ガブリエルや各国の思惑がこれに絡む
2) PART1ではイーサン・ハントの邪魔をすることになったエージェントが味方になる。
3) 黒人エージェントは、IMFのメンバーになるかも。
4) グレースは、PART2の途中でイーサン・ハントに敵対するキトリッジサイドにつく。
5)ただし、最後にはイーサン・ハント側となる。
6) PART1から物語の鍵であった、AIの”カギ”は、意外とショボい気がする──オリジナルのソースコード云々という話が出てくるけれど、おそらくがっかりさせられるようなものの気がする。



英題:MISSION: IMPOSSIBLE - DEAD RECKONING - PART ONE
製作年:2023年
製作国:アメリカ
監 督:クリストファー・マッカリー

時 間:133分



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