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The Gifted [タイ・ドラマ] ブログトップ
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The Gifted EP5~7 [The Gifted [タイ・ドラマ]]

タイのドラマ「The Gifted」の感想の続きです。
今日はEP5からEP7まで。

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EP5 はプン(Punn)。

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演じているのはAtthaphan Phunsawat、ニックネームは Gun。
他のボーイズラブ作品(観ていますのでいずれ感想を書きます)で有名な俳優さんです。
プンの能力はコピー。見ただけでそっくりできてしまう。音楽でも、美術でも、運動でも。
学術優秀コンクールにリッター ウィッタヤーコム校を代表して全科目、全種目(!)出場する、という。(ちなみに運動系の種目は、The Gifted の別の生徒モンが全種目出ます)
いくらなんでもこれは無理ですよね。能力とかいうレベルではない。
恋人であるクレアが心配しても、突き進むプン。
ネタバレになるので詳細は書きませんが、あるテーマが忍ばせてあるのがポイントですね。エピソードのラストシーンがとても気になるのですが。

EP6はモン(Mon)

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演じているのは Napasorn Weerayuttvilai、ニックネームが Puimek。
「SOTUS S」 (感想ページへのリンクはこちらこちら)で、コングホップに思いを寄せる新入生役をしていた女優さんですね。
モンの特殊能力は、身体能力が恐ろしく向上すること。もう万能かと思えるレベル。
モンはマーシャルアーツのクラブに入っているのですが、当然ながら向かうところ敵なし。それでいてクレアのエピソードの演劇部のように嫉妬渦巻く世界とは違い、クラブのメンバーともうまくやっていっている。
問題は副作用で、ここでは明かしませんが、非常に面白い着眼点で、この能力にふさわしい副作用かと思いました。
そのせいで、マーシャルアーツ部で一悶着あります。いや、一悶着どころではないですね、大騒動が起こります。

The Gifted の謎は引き続きお休みモードなのですが、主役であるパンについて非常に重要なエピソードが出てきます。
このあたりから、また The Gifted の謎も動き始めます。

EP7はコーン(Korn)。
クレアの回であるEP4 で重要な役回りを演じていた彼です。

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演じているのは Pattadon Janngeon、ニックネームは Fiat。
「SOTUS S」 (感想ページへのリンクはこちらこちら)で、コングホップたちに突っかかる新入生役をやっていた俳優さんです。
「SOTUS S」でもそうでしたが、演技力があるなぁ、と思って観ていました。

エピソードの冒頭、パンとふたり居残り(?) させられています。能力が未だわかっていないから。
ここでのパンとのやりとりは味わい深いですね。ふたりとも、自分では能力に気づいているのですから。
「他の人は能力を見つけたけど僕は限界を見つけた」という彼のSNSへの投稿も深い。
彼の能力が何かは伏せておいたほうがよいでしょう。
失意のコーンは、心の隙間を埋めるように、写真部の女の子コイ(Koi)と仲良くなっていきますが......
ボーイ・ミーツ・ガールに、The Gifted の謎が絡み合って展開するエピソードです。
このエピソードの最重要点は、パンが自分の能力を自覚的に行使することですね。

ここまでで各人に特化したエピソードはひとまず終わりです。
主役のパンは、あちこちのエピソードに分散して描かれていきますので、特別にまとめたエピソードがないのは当然ですね。
かなり最初のタイミングで能力を開花させていたウェーブは、後で出てきます。
でも双子 Jack と Jo の回がないのは不公平な気もしますね。
彼らの能力はお互いにシンクロするということなので(双子ならではという感じがしますね)、物語的に使いにくいからでしょうか......
気の毒なので写真をアップしておきます(笑)。

[Eng Sub] THE GIFTED นักเรียนพลังกิฟต์ _ EP_2 [1_4]_Moment.jpg

向かって右が Jack。演じているのは Chayapol Jutamas。ニックネームは AJ。
向かって左が Jo。演じているのは Chayakorn Jutamas。ニックネームは JJ。(で合っていると思います、たぶん)
ふたりとも「He is coming to me」(ブログの感想へのリンクはこちらこちら)にバスケットのチームメイトとして出てきましたね。
また、AJ JJ のほうは、「2gether」(感想ページへのリンクはこちら)に Tine の友人役で出ていました。
<2020.11.05訂正。「2gether」に出ていたのは、AJ ではなく JJ でした。すみません......>



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The Gifted EP2~4 [The Gifted [タイ・ドラマ]]

タイのドラマ「The Gifted」の感想の続きです。
今日はEP2からEP4まで。

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衝撃的なEP1 のラストを受けて、The Gifted のクラスのメンバーが集まって、意見を交わします。
そのとき、ウェーブは自らの能力を活かしてポム先生のコンピューターをハッキング、ポム先生と校長の会話をみんなで共有。校長にはハッキングしていることを気づかれる。
しかし校長は慌てず、騒がず、The Giftedのメンバーに以下のメッセージを送ります。
「生物は常に進化する。壁に当たったときに進化できるようになっています。
人間もそうです。人類が進化をやめることは 決してありません。
人間の 脳内には 特別な力が 隠されています。
我が校は脳を刺激してそのパターンを変化させる音波を送る方法を見つけました。
一部の生徒のみが刺激を受けることができるのです。
あなたたちは既に特別なのです。まだ知らないだけで。
今日以降、あなたたちの潜在能力が目覚めていくと保証しましょう。
私たち 教師全員が あなたたちの 潜在能力を限界まで押し上げる用意はできています。
あなたたちは新しい社会のリーダーになる特別な人種なのです。
あなたたちの未来は明るいだけでは ありません」

何人かの The Gifted のメンバーはすでに自分の潜在能力が何かわかっていて、EP2の最初のほうで披露されます。

その後、各メンバーぞれぞれに焦点をあてて、潜在能力が取り上げられつつ、The Gifted の謎に迫っていきます。

EP2はオーム(Ohm)。

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演じているのは Harit Cheewagaroon。ニックネームは Sing。「He is coming to me」(ブログの感想へのリンクはこちらこちら)でコメディ部分を担当していた彼です。この作品でも基本ラインはコメディ担当ですね。
上の写真も、そのことを象徴するような(笑)。
コメディ役であるから、逆にシリアスな部分が目立つように作りこまれています。ナイス!
彼の能力は物を消してしまうこと。
単に消せるだけではダメなので、取り戻すこと、能力をコントロールすることをどうやって習得するかというストーリー展開です。

EP3はナムターン(Namtarn)。

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演じているのは Apichaya Thongkham、ニックネームは Lilly。
彼女の能力は、物に触れるとその物が経験したことをフラッシュバックのように知覚できること。
The Gifted の名簿のような年鑑(アルバム?) があり、過去のメンバーの現在もそれで知ることができる。
メンバーは当初からの通し番号が振られているにも関わらず、ID:004 のポム先生(ポム先生もOBです)の次が、ID:006となっていてID:005は欠番。
過去の年鑑を見ても、ID:005のページは破り取られていた。
Namtarn の能力で少しずつベールが剥がされていきます。
でもNamtarn の能力には大きなデメリットがあり、使いすぎると健康を害してしまう。
健康を気遣う母親やポム先生の制止も聞かず、倉庫に忍び込んだり、The Gifted の過去を探っていってしまいます。
今回見返して気づきましたが、ここも伏線がいっぱい張り巡らされていましたね。

The Gifted の謎はこのあとしばらくお休みです。
また、エピソードごとに物語のトーンが変わっていきます。その変化を楽しむ、というのも一つの観方かと思います。

EP4 はクレア(Claire)。

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演じているのは Ramida Jiranorraphat、ニックネームは Jane。
ちょくちょくいろんな作品で出会った女優さんです。
Claire の能力は他人の感情を看取ることができること。
性格的に極めて唯我独尊の嫌な奴に設定されていまして、演劇部でヒロインの座を射止めるのに能力を使い、ヒロインになったあとは向けられた嫉妬に報いるためまさに権謀術数の限りを尽くす。怖い。
ここに、The Gifted の二人のメンバーが絡みます。一人は彼氏である Punn、もう一人は小学校からの幼馴染である コーン(korn)。
重苦しいテーマをコミカルに仕立ててあるのがポイントでしょうか。
後のエピソードでも触れますが、ここでは、コーン役の俳優の演技力に魅せられました。





タグ:The Gifted
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The Gifted EP1 [The Gifted [タイ・ドラマ]]

タイのドラマ「The Gifted」の感想です。



2gether」(感想ページへのリンクはこちら)から、タイのドラマをボーイズラブもの中心に観てきました。
放映とリアルタイム、あるいはリアルタイムに近い感じで観たものを除くと、感想を観た順に書いてきました。
この順に従うとまだまだ感想を書くのは先になるドラマなのですが、シーズン2の放送が始まっていることから、この「The Gifted」の感想をこれより先に観た他のドラマより早く書くことにします。シーズン2の予習も兼ねて、「The Gifted」を見返しております。

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2018年8月から11月にかけて、もうすっかりお馴染みになった GMM One で放映されたようです。
(これまたいつものように、MyDramaListの情報です。)
YouTube に、GMM TV によりアップされています。
EP1 から EP13 まで、各エピソード50分くらいです。
YouTube では、各エピソード4分割されていまして、合計52本ですね。すべて日本語の字幕がついています。
YouTube ↑ のリンクは、GMM TVのThe Gifted のリストのページですので、順を追って御覧いただけます。画面右下のセッティングのところから字幕を選択してぜひ、ぜひ御覧ください。

最初に書いてしまうと、このドラマ、いままで観たタイ・ドラマのなかでベスト1 です。
これがいちばんおもしろかった。
ちなみに、ボーイズラブではありません。
予告編を観てもらうとわかりますが、学園ものです。
しかも、サスペンス調! 



学生の選抜・選別が厳しい学校に、なかでも特別なクラス "The Gifted" があって、そこになぜか最下級クラスから選ばれた落ちこぼれ生徒が入ることになり、"The Gifted" に潜む謎を探っていく。
というストーリーになっています。
"The Gifted" すなわち 天賦の才あるもの、ということですから、特等生。
"The Gifted" にはどんな秘密が隠されているのか?

オープニングの音楽も不安をかきたてるような感じになっています。




今日はEP1 を詳しく紹介します。

オープニングは、主人公パン(Pang。上の告知の最上段左端)の独白、いや、語り掛けですね。
「どうして勉強を頑張らないといけないのか考えたことはある?
先生が理解してくれないと感じたことはある?
望んでもいない学校のバカげた制度に不満を持ったことはある?
どうして学校が才能のある生徒に熱心なのか不思議に思ったことは?
僕らの苦しみも知らないのに…
いつまで我慢すればいいんだろう
これは僕たちの学校の話、リッター ウィッタヤーコム(Ritdha Wittayakom)と言う学校のあるクラス…
THE GIFTED」

場面かわって、いかにも落ちこぼれ然としたパンの活動ぶりと、リッター ウィッタヤーコムにおける階級制度が知らされます。
すべてにおいて差別待遇が制度として整えられているのは、怒りを通り越して笑えるくらいですが、当事者だと堪らないでしょうね。
8クラス(最下位クラス)のパンには、1クラス(最上位クラス)の友人ナック(Nac。告知には出てきませんね。下の画像の左側です)がいます。
ナックは、クラスの違いにも関わらず親切です。1クラスの特権を活かして、寮の相部屋パートナーとしてパンを選んでくれるくらい。

[Eng Sub] THE GIFTED นักเรียนพลังกิฟต์ _ EP_1 [2_4]_Moment.jpg

1クラスの数学とコンピューターの天才ウェーブ(Wave。上の告知で最上段左から二人目。パンの隣)とパンが衝突したときも、ナックはパンをかばいます。ウェーブと言い合いになったナックは、次のクラス選別テストで、パンとともに最上位となる The Gifted に入ってやると見栄を切ってしまいます。
パンに勉強を教えてやるつもりだったナックは、あまりの出来の悪さに教えることはあきらめ、試験問題を盗み出すことに。危機一髪盗むことに成功したけれど、問題は The Gifted 選抜試験にしては易しいもの。ナックはカンニングペーパーを作ってパンに渡します。
そして迎えた試験当日。
マークシート式の試験を解き進めている途中にハウリングのような音が響き、耳を抑えるパンたち。
そして「最終問題は自由記述形式です」というアナウンスが。続いて答えを解答用紙の裏面に記入するよう促される。

結果発表されると、なんと、パンは The Gifted に。ナックは残念ながら選ばれず。
ナックはパンに対しては気丈に、気にするな、 The Gifted でやることを教えてくれと言ってくれる。
訪れた The Gifted には、パンを含めて10人の生徒が。その中には当然のようにウェーブも。

[Eng Sub] THE GIFTED นักเรียนพลังกิฟต์ _ EP_1 [3_4]_Moment.jpg

The Gifted の ポム(Pom)先生(上の告知の最下段左端)から、
プログラムは補足的なクラスで、通常のクラスのあと、The Gifted のプログラムに参加することになる、
ここで どんな状況で 何をしているかを他の人に言うことは厳禁というルールを告げられます。
また、最も優秀な生徒たちであり、特別な潜在能力を秘めている、と言われ、1週間で自分の潜在能力がなにかを見つけるように、と。

ところが、パンには、自分の潜在能力がさっぱりわからない。
選抜の結果が間違っているのでは、とPom 先生に相談しても、課題に集中するようにと言われるだけ。
魔法や霊能力を学んでいるような気がすると、ナックに告げても理解してもらえず、隠している、嘘をつくな、失望したと非難される。
The Gifted の図書室でのトラブルのあと、そこでもThe Gifted の特権ぶりを見せつけられつつ、パンはナックと決定的な仲たがいをしてしまいます。

The Gifted のクラスで「The Gifted の特権はすごくて、ありがたいけれど、大切なものを失いたくない。もう The Gifted にはいたくない」とパンがポム先生に訴えたところに、ウェーブがやってきて、
ぼくたちはもう戻れない。ぼくたちは普通じゃなくなった、という。
そして ポム先生に「ぼくたちに何をしたんですか?」と問う。するとポム先生は謎の笑みを浮かべる。

ここまでがEP1 です。
長々と書いてしまいましたが、ここまでに大量に伏線が張り巡らされています。
どんどん面白くなっていくので、おすすめです。
若い人向けということもあってか、甘いところもあちこちにありますが、ミステリファンにも楽しんでいただける作品だと思います。
ぜひ、ぜひ。



タグ:The Gifted
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