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史上最悪のクリスマスクッキー交換会 [海外の作家 レスリー・メイヤー]


史上最悪のクリスマスクッキー交換会 (創元推理文庫)

史上最悪のクリスマスクッキー交換会 (創元推理文庫)

  • 作者: レスリー・メイヤー
  • 出版社/メーカー: 東京創元社
  • 発売日: 2010/11/20
  • メディア: 文庫


<裏表紙あらすじ>
毎年楽しみにしているクリスマスクッキー交換会。今年はルーシーが自宅を会場提供したのはいいが、苦労は並大抵ではなかった。飲酒運転撲滅のビラを持ちこむ者あり、離婚のことばかり話題にする者あり、さらに息子の大学進学問題で参加者同士が一触即発の状況に。ぼろぼろのルーシーに追い打ちをかけるように、参加していた若い女性が翌日死体で発見される。好評主婦探偵第六弾。

主婦探偵ルーシーのシリーズも、この「史上最悪のクリスマスクッキー交換会」で第6弾です。
巻末にレシピが載っていて、レスリー・メイヤーお前もか!?、という感じもありますが、作者としては一度やってみたかったんでしょうか? ミステリの本筋とは関係ないので、あってもなくてもどちらでもよいのですが。 
タイトルにもなっているクリスマスクッキー交換会って、普通にあちこちでやってる行事なんでしょうか? なにより、クリスマスってクッキーを食べる日なんでしょうか? 楽しそうなような、そうでないような、複雑な印象を受けましたが、クリスマスはクリスマス。うきうきするホリデーシーズンですよね。ミステリなんで、死体が転がっちゃって、それどころではなくなっちゃうのですが...
舞台はメイン州の田舎のティンカーズコーヴなんですが、すさんだ世情と無関係とはいかなくて、ドラッグ汚染が取り上げられています。あぁ、(ルーシーの息子で高校生の)トビーが心配だぁ。ルーシーじゃなくてもやきもきして、しっかりしてくれよ、と声をかけたくなっちゃいます。
コージーの枠組みで、こういう問題を取り扱うと、幕切れが難しくなると思うのですが、この作品、うまく処理しているなぁ、と思いました。
さぁ、この後翻訳されている「感謝祭の勇敢な七面鳥」 (創元推理文庫)「はた迷惑なウェディング」 (創元推理文庫)を読んで、トビーの行く末(?)を確かめなきゃ。

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