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一時帰国していました [イギリス・ロンドンの話題]

11月末から先週まで、一時帰国で日本に帰っていました。
COVID-19 下の一時帰国ということで、記念に? 書いておこうと思います。
(このブログはその間、以前に書き溜めていたものを予約投稿でアップしておりました)
日本に帰るのは、前回の一時帰国2018年末&2019年初 以来でしたので、ほぼ2年ぶりの帰国でした。

まず、フライトの選定が大変でした。
「水際対策の抜本的強化について(新型コロナウイルス感染症)」というお触れが日本政府から出ていまして(厚生省のHPにリンクをはっています)、日本入国の際は、空港に着いたあと、公共交通機関が使用できません(要請、なので無視することも可能かとは思いますが......そこは、ねぇ?)。
ぼくの実家は関西でして、羽田・成田を利用してしまうと、そこからの足が困ります。
とすると関空を利用ということになるのですが(関空までは自宅から迎えに来てもらいました)、現在、ロンドンから関空への直行便がありません。
どこかで乗り継ぎをしないといけないということになります。

一方で、当地イギリスの規制の関係で、ヨーロッパ各地や中東などの乗り継ぎを利用すると、イギリスにもどってきた際に2週間の自己隔離が必要です。こちらは日本と違い強制です。
なので、韓国、香港、シンガポール等(イギリスから見て)安全と思われている地域での乗り換えを検討することとなります。
そこで選んだのがシンガポール。

シンガポールのチャンギ空港での乗り換えは、シンガポールのCOVID-19対策が厳しいこともあって厳格でした。
まず、飛行機から降りるのはトランジット客が先で、係員に誘導されまとめて空港での隔離スペースへ移動し、そこで待機です。

DSC_0200.JPG
防御服?を来た人のあたりに、柵が設けてありますが、その柵よりこちら側にしか居ることはできません。
なので、乗り継ぎ時間が何時間あろうと、ショッピング等はできません。オンラインで注文し、この隔離場所へ届けてもらうということはできるようですが......
フライトの搭乗時間が近くなると、フライトごとに案内があり、これまた係員に誘導されまとまってゲートへ移動。関空行きのフライトでは、他の乗客よりも先に乗り込みました。
ちなみに、トイレも隔離エリアのものしか使用させてもらえませんので、ゲートへ移動後ゲート近辺のトイレを使うことはできません。
行きも帰りも、トイレに行きたいと係員に頼んだりクレームしたりする人がいましたが、それくらい予想してちゃんと事前に済ませておけよ、と個人的には思っていました。

日本に入国した際も、優先的に降機し、係員に誘導されて検査場へ。唾液採取の上検査です。
シンガポールは検査除外対象ですが、イギリスからということで検査します。
(フライトがシンガポールからということで、検査対象者の数も少なかったですね。11名が検査を受けました。)
唾液採取の場所に、梅干しとレモンの絵が掲げてあったのは笑えました。
陽性になってしまうと、指定場所での隔離。
陰性だと自宅等自分で手配するところで2週間隔離となります。陰性なんだから隔離いらないよね、と言いたいところですが、潜伏期間もありますし、やむを得ないのでしょうね。

30分ほど待ったところで無事陰性となりまして、自宅隔離とあいなりました。
2週間の間、(隔離場所所在地管轄の)保健所と連絡を取ることになります。
僕の場合は、メールで毎日、体温と異常の有無を報告しました。

その後、2週間の喪が明けてから、通常の活動開始です。
新幹線で東京にも行きました。
とても驚いたのは、街に人が多いこと。
昔(COVID-19 前)に比べたらそれでも少なくはなっているのですが、電車なども普通に満員電車状態です。
最近、近くに知らない人が来る、いるという状況を経験していなかったので、日本では本当にびっくりしました。ソーシャル・ディスタンス、日本では無理ですね。
エスカレーターやエレベーターも、普通に乗っていますよね。距離を空けたり、制限したりはあまりしていないように思いました。
一方で、街中でのマスク着用率の高さはさすがだな、と。

日本滞在中、日本では感染者数が急増しているとかで大騒ぎで、かつ、Go Toキャンペーンの停止など騒がれていましたが、そして油断は禁物なのだとは思いましたが、こちらの感覚からすると桁違いの少なさなので、まだまだそこまで大騒ぎすることもないのでは、と思いました。
いや、本当に、あの人込み具合で、この感染者数の少なさ。すごいことです。
それに、気にすべきは感染者数ではなく、重病者・死亡者数なのでは、とも。
また、Go Toキャンペーン停止の決断が遅い、停止するなら計画的に、という声も上がっていたようですが、こちらではロックダウンにせよ、隔離にせよ、数日前のアナウンスでも普通なので、日本のやり方で十分なのでは、と思ってしまいました。
なんとなく、批判している人たちは、批判するためだけに批判しているような気がしてしまいます。

一方で、その程度の感染者数で、医療崩壊とか病院のベッド数が足りないとか言っているのは、かなり違和感がありました。
以前から本当に必要な人のみが入院しているのか? そこから医療体制そのものを見直すべきなのでは、という気がします。
通常のインフルエンザの感染者が例年より少ないという話も聞きますし、「医療崩壊」という視点からは、どこか何かが間違っているのでは、と思ってしまいました。

帰りも再び関空発シンガポール乗り換えで、ロンドンに戻ってきました。
ちなみに、フライトはがらがらです。

DSC_0175.JPG

この写真は、行きのロンドン→シンガポール分ですが、どの4区間も似たようなものでした。
がらがらでも、飛行機の中はずーっとマスク着用しなければなりません。苦痛だ......(この種のルールは航空会社によって違うようですが、マスク着用はどこも共通かなと思われます)

ロンドンは、日本滞在中にロックダウン解除となっていましたが、一方で12月21日から 規制のTier4 とかいって、ロックダウン同等の厳しい規制となってしまいました。
変種COVID-19とかで厳戒態勢。ヨーロッパの他の国もイギリスからの入国を禁止する措置に踏み切っています。
この後、年末年始に日本へ帰る予定を立てている人たち、大丈夫かな?

しばらくは厳しい状況が続くのでしょうね。


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