SSブログ

名探偵コナン (10) [コミック 青山剛昌]


名探偵コナン (10) (少年サンデーコミックス)

名探偵コナン (10) (少年サンデーコミックス)

  • 作者: 青山 剛昌
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 1996/04/18
  • メディア: コミック

<カバー裏あらすじ>
次から次へと難事件 これじゃあ、オレの身がもたねぇ! ほーらやっぱりおかしいぞ!? やたらと体が熱くなる… と思ったら…!?何が起こるかわからない お待たせしました、真打登場!!


名探偵コナン
第10巻 (少年サンデーコミックス)です。

FILE.1 水の時間差トリック
FILE.2 西の名探偵
FILE.3 二人の推理
FILE.4 東の名探偵…
FILE.5 東の名探偵現る
FILE.6 熱いからだ 
FILE.7 忍び寄る殺人鬼
FILE.8 もう一人の乗客
FILE.9 吹雪が呼んだ惨劇
FILE.10 最後の言葉
の10話収録。

FILE.1は、第9巻の FILE.8~10 からの続きです。
四井グループ会長の一人娘の誕生パーティに招かれた毛利小五郎たちが巻き込まれる殺人事件。
その一人娘が浴槽で溺死させられ、なんと蘭までが襲われるという流れです。
FILE.1のタイトルが「水の時間差トリック」ということからわかるように、アリバイトリックを扱っています。ただ、一つ目のトリックはありふれていますし(推理クイズなどでよくあるような感じです)、二つ目のトリックは着眼点がおもしろいぱっと見てうまくいきそうもないと感じてしまうのが難点かな(といいながら、現実にはうまく行くんだろうとも思えます)、と。

FILE.2で、毛利探偵事務所に変な奴が現れます。それは、西の名探偵と自称する服部平次(この名前も...笑)。FILE6まで続くエピソードは、外交官殺し。
極めて定番の密室トリックを使っているのですが、名探偵対決の趣向にマッチしていていいと思いました。
それよりなにより、その服部に風邪に効くと白乾児(パイカル)を飲まされたコナンが、工藤新一の姿に戻るという大事件が! まさに東西探偵対決の実現。
なんですけど、エピソードの終わりにはまたコナンの姿に戻ってしまいます......
あと「真実はいつも…たった一つしかねーんだからな…」というセリフがとても効果的に使われていて印象的です。

FILE.7~8は、米花図書館を舞台に少年探偵団(?) が大活躍。
エンディングの大技はマンガで見ていてとても楽しい。
死体の隠し場所そのものは取り立てて言うほどのこともないのですが、それにコナンが気づくきっかけと手がかりの示し方が素晴らしい。

FILE.9~10は、偶然訪れることになった別荘で毛利小五郎たちが巻き込まれる殺人事件。解決は次巻「名探偵コナン (11)」 (少年サンデーコミックス)に持ち越されていますので、感想はそのときに。


裏表紙側のカバー見返しにある青山剛昌の名探偵図鑑、この10巻はオーギュスト・デュパン。名探偵の元祖登場です。青山剛昌のおススメは「モルグ街の殺人」とのことです。




nice!(14)  コメント(0) 
共通テーマ:

nice! 14

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。