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秘密 season 0 4 [コミック 清水玲子]

秘密 season 0 4 (花とゆめCOMICSスペシャル)

秘密 season 0 4 (花とゆめCOMICSスペシャル)

  • 作者: 清水玲子
  • 出版社/メーカー: 白泉社
  • 発売日: 2016/08/05
  • メディア: コミック

<裏表紙あらすじ>
2066年、九州第八管区室長の青木は、東京に来てMRI捜査のシンポジウムにてある発表をしていた。それは、「可視光線」以外をとらえる特異な目を持った永江明元死刑囚のMRI映像についてだった。その発表になぜか激高する、桜木刑務部長。桜木は薪の同期で、常に薪をライバル視していて…。


「秘密 season 0」シリーズの第4冊。収録されているのは「可視光線」というお話。
時間設定がいったりきたりしますので、ちょっと最初戸惑いましたが(何度か読み返しました)、非常によく仕組まれた話だと思いました。
乱暴に要約すると、哀しみと祈りの物語、ということになるのかな、と。
犯罪を扱い、犯罪の結果引き起こされる悲しみを描いていても、人を思うことの強さが伝わってくるのがポイントですね。

桜木刑務部長が薪の同期で、薪のことをライバル視しているということで、薪の警察大学校時代のエピソードが描かれるのがシリーズ読者的には注目でしょうか。


前作「秘密 season 0 2」 (花とゆめCOMICSスペシャル)「秘密 season 0 3」 (花とゆめCOMICSスペシャル)(ブログの感想ページへのリンクはこちら)が、単に新しい事件を描いただけの、スピンオフというよりは続編っぽいものでしたが、この「秘密 season 0 4」 (花とゆめCOMICSスペシャル)は薪たちの過去がかかわってくるのでスピンオフ本来のかたちに戻ったのでしょうか?
「秘密 season 0 5」 (花とゆめCOMICSスペシャル)がどんな話か、楽しみです。




タグ:清水玲子
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