SSブログ

ウォールフラワー [映画]

ウォールフラワー T0011401p.jpg

映画です。
映画のHP(リンクはこちら)からあらすじを引用します。

友達0人、スクールカースト最下層。誰にも気付かれないよう息をひそめて高校生活を送っていた“僕”に、仲間が出来た──。
チャーリー(ローガン・ラーマン)は、小説家志望の16歳。入学初日にスクールカースト最下層に位置付けられた高校では、ひっそりと息を潜めてやり過ごすことに注力していた。ところが、そんな彼の生活は、周囲の学生たちとは関係のない“特別席”で、眩しいほどに輝いていた、陽気でクレイジーなパトリック(エズラ・ミラー)、美しく奔放なサム(エマ・ワトソン)兄妹との出逢いにより、一変する。

初めて知る“友情”、そして“恋”―。世界は無限に広がっていくように思えた。だが、チャーリーがひた隠しにする、過去のある事件をきっかけに、彼らの青春の日々は思わぬ方向へと転がり始める―。



「シネマトゥデイ」HPから「チェック」を引用します。

チェック:『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々』のローガン・ラーマン、『ハリー・ポッター』シリーズのエマ・ワトソン、『少年は残酷な弓を射る』のエズラ・ミラー共演の青春作。原作者のスティーヴン・チョボスキーが監督を務め、自身の小説「ウォールフラワー」を基に、思春期の青年の揺れ動く心情を繊細なタッチで映し出す。困難を乗り越え成長する少年の心象風景が観る者の心を強く揺さぶる。


気になったことから書きます。
あらすじにも書いてありますが、主人公が秘める「ある事件」。この映画の中では、欠くことのできないファクターではあるのですが、個人的にはすっきりしませんでした。
ミステリファンの悪い癖で、思わせぶりなシーンがちょいちょいはさまれるので、ひょっとして...なんて考えながら観てしまって、結果その通りで、ちょっとがっかり。
ここまでしなくても、普通に(心の)病気を隠している、というだけでもよかったのでは? (いや、なにしろ、チャーリーが可哀想すぎて...)

あとですねえ、それなりにポイントになる役のブラッド役の俳優は、もっともっと長身で、体格がよく、ハンサムな俳優を探したほうがよかったのではなかろうか、とそんなことを思ったのです。
また、ラスト近くのカフェテリア(食堂?)のシーンで、チャーリーがああいうことができる設定になっていたのか、ちょっと心配。逆の結果になっていそうなものですが...

その部分を除くと、高校の集団生活の中心部にいない高校生の、立場のなさ、というか落ち着きのなさというか、焦燥感、孤独感が良く出ていていい映画だなぁと思いました。
そんなウォールフラワーが、友だちを得て、自らも輝きだす姿は、なかなかに感動しました。
なんたって、壁の花、どころか、舞台にまで立ってしまうんですから。

主人公チャーリーが慕う(尊敬する?)アンダーソン先生とのやりとりが、重要なテーマと絡まってチャーリーとサムの会話に反映されるところも、かっこいい。(ちょっと長めのせりふなので、ちゃんと覚えていなくて再現できないのが残念)

主要キャストである、ローガン・ラーマンもエマ・ワトソンもエズラ・ミラーも素晴らしい。引き込まれました。
友だちになったパトリックとサムが上級生で、チャーリーより先に卒業していってしまうのが心配になってしまうほど、チャーリーに入れ込みましたよ。がんばれ、チャーリー。
それにしても、エマ・ワトソンかわいいですねぇ。

原題は、“The perks of being a wallflower”。
日本題は「ウォールフラワー」だけなので飛んでしまっていますが、「perks」の意味深いことに注目、というところでしょうか。

原作も翻訳されていますね。ミステリではないので、未読ですが...

ウォールフラワー (集英社文庫)

ウォールフラワー (集英社文庫)

  • 作者: スティーブン・チョボスキー
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2013/11/20
  • メディア: 文庫



nice!(4)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

nice! 4

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0