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ペニーフット・ホテル受難の日 [海外の作家 か行]


ペニーフット・ホテル受難の日 (創元推理文庫)

ペニーフット・ホテル受難の日 (創元推理文庫)

  • 作者: ケイト・キングズバリー
  • 出版社/メーカー: 東京創元社
  • 発売日: 2009/05/05
  • メディア: 文庫


<裏表紙あらすじ>
ここはペニーフット・ホテル。海辺の田舎町にひっそりと建つ、上流階級に人気の快適な宿だ。そのホテルで宿泊客の婦人が墜落死した。事故、それとも? ホテルの評判を守ろうと、勝ち気で行動的な女主人セシリーは、冷静で忠実な支配人のバクスターと共に、宿泊客らに事情を聞いてまわるのだが……。優雅なホテルで起こる事件の数々と、紳士淑女の人間模様を描くシリーズ第一弾。


舞台は1906年のイギリス南西部バジャーズ・エンドにあるペニーフット・ホテル。
まずこの雰囲気がポイント、と言いたいところですが、そしてその要素は確かにありますが、むしろにぎやかな登場人物たちに重点があるのでしょう。
事件そのものは安直というかなんというか、単純なものですが(時代設定を100年以上前にしているので、いろんなことが楽~に設定できますね)、ニシキヘビを使ったエンターテイメントとか、正直、何考えてるの? (笑) といいたくなる素っ頓狂さが素晴らしい。
帯に
「勝気な女主人&謹厳実直な支配人
 凸凹コンビがホテルの危機に探偵開始」
とあるように、この二人のやりとりがシリーズの注目点でもありますね、きっと。
身分の違いをどう二人が埋めていくのか、というところ?

「バジャーズ・エンドの奇妙な死体」 (創元推理文庫)
「マクダフ医師のまちがった葬式」 (創元推理文庫)
「首なし騎士と五月祭」 (創元推理文庫)
「支配人バクスターの憂鬱」 (創元推理文庫)
と出たところで翻訳はストップしているようですが、よたよたでも読み進めていきたいなと思いましたので、また、続きを翻訳してください、東京創元社さん。


原題:Room with a clue
著者:Kate Kingsbury
刊行:1993年
訳者:務台夏子


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