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秘密 season 0 5&6 [コミック 清水玲子]


秘密 season 0 5 (花とゆめCOMICSスペシャル)秘密 season 0 6 (花とゆめCOMICSスペシャル)

秘密 season 0 5 (花とゆめCOMICSスペシャル)
秘密 season 0 6 (花とゆめCOMICSスペシャル)

  • 作者: 清水玲子
  • 出版社/メーカー: 白泉社
  • 発売日: 2018/07/05
  • メディア: コミック

<カバー裏あらすじ>
2057年。ホラー映画祭で人気を博した「見えないともだち」の公開が迫る中、映画を見た人が次々と謎の幻覚を見て全国各地で死亡する事件が発生する。プリオン感染による犯行の可能性を疑う薪は服役中のタジクに捜査協力を依頼するが…。(5巻)
死を呼ぶ映画とSNSで噂される「見えないともだち」。薪はその映画の中に、死亡したと思われていたカルト教団の教祖・児玉良臣の姿を発見する。一方、事件の鍵はエアミストにあると推測した青木。それを受けて囮捜査を行い、「ストーンヘンジ」元幹部の須田洋子を逮捕したのだが… (6巻)


5巻と6巻あわせて1つの話になっています。
題して「増殖」。

帯に
『1話完結型ミステリー・「増殖」編収録の最新5巻6巻』
とあるのですが、こういうパターンを1話完結型というのでしょうか?
1話完結というのは、短編集みたいなかたちで各話がそれぞれ読みきりになっているものを指すのではないでしょうか?

さて、読み終わってみると、なんだか既視感にあふれた物語でした。
呪われた映画、プリオン、エアミスト、カルト教団、囚われ(?) の子供たち。
だからか、帯に書かれている「衝撃すぎるラスト」というのも見当がついてしまいました。
途中の展開も、いくつか仕掛けられているツイストも、想定の範囲内に収まってしまっています。
一方で、だからこそ、というべきか、紡ぎだされる物語は、非常に堅固なものに感じられます。
ピタっ、ピタっと、ピースが収まるべきところに収まっていく感覚、快感といった感じでしょうか。
新規性はない代わりに、なんともおぞましい話なのに、ある意味居心地の良さを感じてしまいました。こういう話にこういうテイストというのはなかなか貴重なのかもしれません。

しかし、薪を上司にしたら怖いですね。
「別に銀河系の中からいるかいないのかわからない生命体を探せとか無茶を言ってるわけじゃない
 せいぜい太平洋に沈んだ海賊船のダイヤを探す程度のものだ」って...
「瀬戸内海とか東京湾とかじゃなくて…?」と言ってる部下も大したものだと思いますが...


<2019.8.12追記>
古いページ(秘密 season 0 2&3)の記載が重なって残っていました。
削除しました。失礼しました。



タグ:清水玲子
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