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映画:2gether THE MOVIE [映画]

2gether THE MOVIE.jpg


4月下旬に日本に帰ってきて以来、最初の映画です。
映画自体見るのは久しぶりです。イギリスではセリフが聞き取れないものですから(-_-;)、2020年2月に「スターウォーズ スカイウォーカーの夜明け」(感想ページはこちら)を観たっきり。
日本では、2019年正月の一時帰国の際に観た「ボヘミアン・ラプソディ」(感想ページはこちら)以来2年半ぶりですね。

映画のHPからあらすじを引用します。
はじまりは、“偽り”の関係のはずだった
互いに身支度を確認し合いながら、 真新しいスーツに身を包むタインとサラワット。 今日は、2人にとって新たな1ページが始まる特別な日。 出会った頃の思い出が、2人の胸に蘇る―
可愛い女の子とのバラ色の学園生活を夢見ていたタインは、ある日、同級生の男子グリーンから告白される。グリーンの猛アプローチに困り果てたタインは、友人たちの勧めで”ニセの彼氏“を作るという作戦を立てる。狙いを定めた相手は、学園一のイケメンで人気者のサラワット。突然の、そしてしつこいタインのお願いにそっけない態度をとり続けるサラワットだったが、それには秘められた理由があった。


YouTubeに予告編もアップされているので、紹介しておきます。



言わずと知れた(?)、タイのBLドラマの映画化です。
本編?「2gether」、続編「Still 2gether」としっかり楽しませてもらいました。
映画版まで観るとは、どんだけ好きなんだ、と言われそうですが、楽しみでした。

映画が始まる前に、ちょっとものものしい?お触れ?がスクリーンに映し出されました。

『新型コロナウィルス感染拡大の影響により本国タイでは公開延期となっているため、
日本公開が世界で一番先んじることとなりました。
タイをはじめ世界各国で本作を楽しみにしているファンの皆様のために、お願いがあります。

鑑賞後の感想をSNS等で発信して頂くことは非常に有難いのですが、その際
・新たに撮影されたシーンおよび結末について、ディテールに言及することはご遠慮ください。
・ドラマから「使われていない」シーンについて、あえて言及することはご遠慮ください。

「2gether」を愛してくださる日本の皆様のご協力に心より感謝致します。』

なんと、全世界に先駆けて日本で公開だったのですね。
というわけで、かなり感想が書きにくいのですが、気をつけながら書いてみます。

最初に結論を申し上げておくと、とても楽しく観ました。
ドラマ版(感想ページにリンクをはっています)を観た方、ぜひご覧ください。
「2gether」と「Still 2gether」をあわせ、プラス新しいエピソードがついてきます。
(といいつつ、ほとんど「2gether」でしたが)
ドラマを見て、タイン(Tine)とサラワット(Sarawat)の二人とその物語が気に入った方なら、この新しいエピソードを観るためだけでも、足を運ぶ価値はあると思います。

ただ、ドラマを再編集しているわけなので、思い出して楽しむという感じで浸れてよかったのですが、やっぱり物足りない。
1回約50分で13回、続編は5回、積み重ねてきたものを、新しいエピソードも含めて、2時間以内に収めてまう、というのだから、どうしてもすごい駆け足で、あんなシーン、こんなエピソードが省かれていたりして、ドラマ版に入れ込んでいればいるほど、物足りなく感じてしまうでしょう。

また、とても楽しく観ることができたのは、ドラマ版を観ていたから、と思われまして、ドラマ版を観ずにこの映画版だけを観たとき、すっと理解して楽しめるかどうか、ちょっと不安です。

駆け足でまとめあげられているので、あちらこちらで説明不足になってしまっている部分があります。
また、切り詰めた弊害として......そもそもタインがサラワットに「(偽の)彼氏になって」と頼むということ自体、無理のある設定なのですが、展開が駆け足になった分、余計不自然さ、無理さが強調されてしまったような。

逆に。
映画版は、現在から過去を振り返るという設定になっていて、タインのモノローグが話をつないでいきます。このモノローグでいろんなことを説明してしまうんですよね。
ちょっと説明過多かな、とも。
折々のタイン自身の気持ちがタインの口から語られてしまう。
ドラマ版では、タインにせよ、サラワットにせよ、気持ちを言葉で説明しちゃうことはほとんどなかったのですが......
だから、タインはあのときこんなことを考えていたんだ、という驚きもあるのですが、どちらかというと残念な驚きだったような気がします。
タインは気づいていない、タインは意識していない、というのが物語のポイントだと思っていたので、余計にそう思うのかもしれません。
もっとも、現在から振り返っているからこそ、タイン自身が気づいた(当時は気づいていなかった)、という可能性もありますから、新たな目でストーリーを追いかける楽しみがある、と解すのがよいのかも。

そして、そして、後半は、なんとサラワット視点で、サラワットのモノローグにバトンタッチ!
ああ、「2gether」の EP11 でやってみせてくれたことの拡大版。しかも、サラワットのモノローグつき。
そのまま、新しいエピソードに流れていく、という。

不満もありますが、それは「2gether」が好きだからこそ。
むしろ、エピソードの取捨選択ぶりを肴に、ああだこうだとファンが言い合うのが、由緒正しい映画版の楽しみ方なのかもしれません。
なによりも、タインとサラワットに再び会えたのですから、いうことなし、です。

それにしても、タイン役の Win、また背が伸びたんじゃないでしょうか?
現在のシーンでのサラワット役の Bright との身長差がちょっと気になりました......


英題:2GETHER: THE MOVIE
製作年:2021年
製作国:タイ



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