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Q.E.D. iff -証明終了-(12) [コミック 加藤元浩]


Q.E.D.iff -証明終了-(12) (講談社コミックス月刊マガジン)

Q.E.D.iff -証明終了-(12) (講談社コミックス月刊マガジン)

  • 作者: 加藤 元浩
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2019/02/15
  • メディア: コミック


<カバー裏あらすじ>
「いい奴」
イギリスを訪れた燈馬と可奈は、燈馬のMIT時代の知り合い、シーナに出会う。誘拐の交渉人をする彼女が抱える案件は、元・恋人の誘拐事件で…!? 複雑な誘拐ビジネスの闇に、燈馬が頭脳で挑む!!
「再生の時」
とある川の中洲で、記者の男の遺体が発見された!  容疑者として可奈の友人の恋人が浮上し、解決すべく現地に向かう燈馬と可奈。事件に秘められた、過去と現在を繋ぐ驚きの真実とは…!?


Q.E.D. iff のシリーズ第12巻。
奥付をみると2019年2月。もう5年ほど前になりますか。amazonでは既に入手困難になっているようです。
第11巻と同じことを書いてみました。
出版業界が厳しい状況というのは本当なんですね。

「いい奴」は、主な舞台がシリアで誘拐保険担当の交渉人という設定が目をひきます。
燈馬のロジックに珍しく乱暴なところが散見されるのが気になりましたが、誘拐をめぐっての交渉ということであれば、緻密な論理よりもスピードが重視されるでしょうから、確率がある程度喬そうであれば細かいロジックのつじつまを合わせている場合ではないということなのでしょう。
脱出劇のところは、ここも雑な感じを受けましたが、映画的で面白いなと思いました。

「再生の時」は、さらっと扱われていますが、豪快なトリックにちょっと度肝を抜かれました。
こちらのトリックはいいのですが、謎解きのメインとなる骨子は少々いただけません。
無理をなくすために、設定に配慮が見られているのですが、その配慮をもってしても非現実感が漂ってきてしまいます。
いい話的な着地を目指してるのですが、「全部知っていたんだね」というのは無理がありすぎるセリフで残念です。



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