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C.M.B.森羅博物館の事件目録(41) [コミック 加藤元浩]


C.M.B.森羅博物館の事件目録(41) (講談社コミックス月刊マガジン)

C.M.B.森羅博物館の事件目録(41) (講談社コミックス月刊マガジン)

  • 作者: 加藤 元浩
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2019/06/17
  • メディア: コミック

<帯あらすじ>
くじ引きの結果、生活委員を務めることになった森羅と立樹。そんな矢先、園芸部と業者との間に問題が勃発! 解決に向かった2人だったが、その最中もあれやこれやと巻き起こる問題‥‥。ついには学校全体を包みこむ事件へと発展し──!?
《「生活委員」他3編を収録》


シリーズ第41巻です。「C.M.B.森羅博物館の事件目録」(41) (講談社コミックス月刊マガジン)

この第41巻は、
「生活委員」
「封印荘奇譚」
「浜栗家の人々」
「石と写真」
の4話収録。

「生活委員」は、実態は単なる雑用係である生活委員に選ばれてしまった森羅が学校で巻き起こる騒動の対応に追われる、という話。百葉箱や花壇を守ろうとする園芸部と開発業者の対立、トイレの詰まり、逃げたトリの捕獲、トラックのタイヤパンクの修理、電灯の取り換え、オーストラリアから持ち込まれた種の種別判定、盗まれたパン......
いや、もう、雑用係の領域すら超えていますけど(笑)。
これらをスーッと繋げて見せる手腕が見どころ。
無理があるのは承知。こまごまとした事象を繋げて飛躍してみせるのを楽しむべき作品ですね。

「封印荘奇譚」
元華族の別荘封印荘。そこでは過去2人が死に、1人が失踪しているという。
そこで建設会社の調査にあたった職員が襲われ、測量機器が盗まれた。幽霊のしわざ
座敷牢の木組みの謎とかは他愛ないものではありますが、雰囲気の盛り上げに貢献していますね。
ただ、ミステリとしてみた場合アンフェアなのが問題ですが......

「浜栗家の人々」
資産家の父が若い女に騙されていると訴える家族の依頼で調べる森羅と七瀬。
その若い女は立川流のもので、父親はそれを信仰していたという......
全体の枠組みはそれほど感心しなかったのですが、携帯電話をめぐるあたりは、いい着眼点だと思いました。
ところで都内に8つもマンションを持っていて、家賃収入で月480万円って、安くないですか?
マンション一つあたり60万円ですよね。小さなマンションばかりなのでしょうか。

「石と写真」は、マチュピチュ遺跡が舞台。
実際にやろうとすると無理はありそうですが、絵的に面白いトリックが使われています。
しかし、遺跡でこういうことをするのは感心しませんね。犯人に文句を言ってやりたいです。





タグ:CMB 加藤元浩
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