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カリフォルニア・ダウン [映画]

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映画のHP(リンクはこちら)からあらすじを引用します。

カリフォルニアを襲った巨大地震。
観測史上最大の激震が迫るなか、レスキュー隊のパイロットのレイは、とり残された愛する娘を守り抜くことが出来るのか―?
自然災害に襲われた時、世界中の誰もが真っ先に想うのは、家族のこと。
レスキュー隊でパイロットを務めるレイも同じだった。
ネバダ州に巨大地震が発生、全力で救助活動を行うなか、今度は妻と娘のいるカリフォルニア州に激震が! 倒壊寸前の高層ビルの屋上から間一髪で妻を救ったレイは、娘を助け出すためにサンフランシスコへ向かう。だが、最悪の事態はこれからだった―。刻一刻と“その時”が近づくなか、レイは生きて再び最愛の娘を抱きしめることが出来るのか?
  家族を救出するために自らの限界を超えて真の英雄となるレイには、『ワイルド・スピード』のドウェイン・ジョンソン。2013年興行収入を稼いだ俳優ランキング1位を獲得し、今や名実共にエンターテイメント界のトップに君臨する。家族との絆だけを武器に、次々と襲いかかる困難を、力と知恵と信念でなぎ倒す男を迫真のアクションで演じた。


映画のHPには、
本作には地震・津波のシーンが含まれています。
という注書きがあります。
一旦、日本公開を延期していたようですが、9月12日から日本でも上映。しかし、ガラガラでした...

さておき、パニック・ムービーの王道ともいえる作品です。
原題「SAN ANDREAS」というのは、実際にある断層の名前らしいです。
で、「カリフォルニア・ダウン」は日本のタイトルですね。
まず冒頭災厄に見舞われるのが、フーバーダム。
で、カリフォルニア州全体が激しく揺れた後、本格的な対象となるのは、サンフランシスコ。というわけで、主な舞台はサンフランシスコ。観光で見た、あれやこれやが、見事に破壊されていきます。

ハリウッド映画なので、家族を救う、という話になっていまして、ついでに離婚間際の夫婦を立て直すという話でもあります。
で、娘の方は、きっちりとボーイ・ミーツ・ガールにもなっています。
正直、個人的にはこの辺の設定は不要で、がんがん壊れていくのを見るのがディザスター映画の醍醐味だと思っています。このあたり、よくできていたと思います。CGのおかげですね。

しかし、ドウェイン・ジョンソン演じるお父さんレイ、たぶんロス近辺のレスキュー隊だと思うんですが、自分の勤務地でもかなりの大きな被害を受けているだろうに、サンフランシスコにいる妻と娘を救いに出かけていく、なんて、ちょっとだめなんじゃないかなぁ。しかも、ヘリまで使って...
レスキュー隊も、割とお気軽に、がんばってこい、なんて送り出したりしています...たしかレイはリーダーではなかったか。理解不能。
まあ、ここに目を瞑れば、あとは次から次へと押し寄せてくる苦難にどう立ち向かうかという、ハラハラの連続です。
ビルも次々と倒壊していきます。
まあ正直、こんなに簡単に最新鋭のビルが倒壊するものか、と疑念を抱くくらいですが、観測史上最大、ということで、まさに「想定外」の強度の地震ということなのでしょう。
そして、津波。
津波はやはりど迫力なのですが、一旦水が来てしまうと、なんだかその後は街が巨大プールと化したようで、廃墟のなかの「ウォーターワールド」風。あんまり寄せては返す「波」感がなかったですね。
最後の最後の、娘の救出シーンも、ちょっとくどいかなぁ。
嫌な奴がきっちり死んでいくのはポイントなんですが、この規模の災害だと、嫌な奴もいい人もいっしょくたで、ちょっと複雑。

震災の記憶が未だ生々しい日本では、みなさんにお奨め、というわけにはいかないテーマではありますが、あれこれあげつらったものの、ハリウッドのディザスター物として、かなり優れた作品だったように思いました。
観てよかったです。


原題:SAN ANDREAS
製作年:2015年
製作国:アメリカ
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