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SOTUS その2 [タイ・ドラマ]

タイのボーイズラブ・ドラマ、「SOTUS」 の感想の続きです。

SOTUSシステムの活動の中、いろんな出来事を通してコングとアーティットの仲が深まっていくのですが、それにしたがって、アーティットのありようがどんどん変わっていくところがポイントなんだと思います。
髪型、表情、服装、すべてにおいてリラックスモードに移行していきます。
鬼軍曹からの変化ですから、言ってみれば究極のツンデレ?(笑)
ここで大事なポイントは、これは「強面、強硬だったアーティットが、コングの熱意で変わっていった」ということではなく、「もともと優しいアーティットがSOTUSシステムのために無理やり強面、強硬を演じていたところを、コングのおかげで?本来の自分を出せるようになっていった」ということなんだと思います。そしてそんなアーティットの本当の姿をコングはしっかりと見出し、見つめていた、と。
といいつつ、ここでも「Love by chance / ラブ・バイ・チャンス」の感想(リンクはこちら)で書いたのと同じことですが、理解してくれることへの共感・感情や友情が愛に変わっていくものかどうか、個人的には疑問です。すごくいい友達、親友というレベルになることは容易に想像できるのですが、そこから恋人というステータスになるものかどうか...... まあ、好きって理屈じゃないので、好きになっちゃったものは仕方がない、ということかもしれないとは思うのですが。

ドラマのハイライトシーンは、やはり、ラマ8世橋の上でのキスシーン(EP13)なんでしょうねぇ。
アーティットからコングに、付き合うことをちゃんと認めるシーンです。

[Eng Sub] SOTUS The Series  _ EP_13 [3_4]_Moment.jpg

ネクタイをぐっと掴んで引き寄せる、というのがなかなかカッコいいシーンなのですが、ネクタイだけだと変な引っ張り方・引っ張られ方になるので、ネクタイだけではなくちゃんと(?) ラペルもひっかけて引っ張っているのがリアリティあるなぁ、と思って観ていました。アーティットの右手小指にご注目。撮影にあたって、何度もリハーサルしたんでしょうねぇ(笑)。
先輩の結婚パーティの後という設定ですが、コング、アーティットの服装、着方含めて、よく考えられたシーンだな、と思いました。もちろん、ラマ8世橋の上というロケーションも含めて。

同様にアーティットが仲間の前でコングと付き合っていることを公表する(?) シーン(EP14)もいいですね。

全編ほぼこのコング-アーティット カップルの話で占められているのですが、個人的に魅かれたのは、コングの友人エム (M) のエピソードです。
エムを演じているのは、Thitipoom Techaapaikhun。愛称が New 。
彼のルックスもいいですが、演技がいいな、と思いました。違う役も見てみたいと思いましたね(後で何作品も観ました)。
エムはとても内気な性格という設定で、エムは、女子学生メイ (May) のことが好き。メイはコングのことが好き(コングはご承知の通り、アーティットが好き)、という状況なんですね。
このエム EP1でコングに親切にしてもらったエピソードがあって、そのときのエムの表情から、ひょっとしてエムもコングのことを好きになるという設定なのかな、と思っていましたが、違いました(笑)。
メイがコングに玉砕してしまったあとの、エムとメイとのシーン(EP12)は見ごたえありました。引き込まれましたね。
このメイという女の子(大学生なので、女性というべきかもしれません)、演じているのはNeen Suwanamas。とてもきれいですね。

[Eng Sub] SOTUS The Series  _ EP_12 [4_4]_Moment.jpg

実はこのエム、コング-アーティットの関係にも少し貢献 (?) していまして、エムとコングが話すシーン(EP12) は結構キーとなるエピソードだと思っていて、個人的にはこのシーン大好きです。

[Eng Sub] SOTUS The Series  _ EP_12 [2_4]_Moment.jpg

ここでの会話、アーティットとの関係に思いを馳せて、コングがいろいろ考えるきっかけになっているはずですから。
こういうさりげないシーンもしっかりしていていいドラマだと思いました。

話があちこち飛んで恐縮ですが、BLドラマとはいえメイだけではなく女性陣もしっかり登場します。
しかも、コングたちの仲間の女性たち、主として3人登場するのですが、メイ含めみんなきれい、かわいいんですよね。
下の写真で、こちらを向いて座っている右側が、工学部のスターの女子大生プレー (Praepailin) 、演じているのが Ployshompoo Supasap、愛称 Jan という女優さん。左側が、女子大生マプラン (Maprang) 、演じているのが Maripha Siripool、愛称 Wawa という女優さん。
タイの大学の工学部には、きれいな女性がいっぱいいらっしゃるのでしょうか?
[Eng Sub] SOTUS The Series  _ EP_1 [2_4]_Moment.jpg

手前、こちらに背を向けて座っているのがメイです。
彼女の手にご注目。なんと韓国海苔を持っています。
タイ・ドラマ名物(?) のあからさまな広告宣伝なのですが、韓国海苔の出し方、相当困ったのでしょうね(笑)。大学生がキャンパスで韓国海苔なんて食べるかなぁ?

女子ということでは、
「日本人が言うには おまじないでね
消しゴムに好きな人の名前を書いて
誰にも触られないように全て使い切ったら
恋が叶うんだって」
とマプランが披露(?) するシーン(EP3)があって、ああ、そういうおまじないあったかも、と思いました。


俳優さんの話をもう少しすると...
2gether」で、Sarawat の友人として出ていた役者さん Chanagun Arpornsutinan (愛称が Gunsmile )が、アーティットの仲間として登場しています。
[Eng Sub] SOTUS The Series  _ EP_1 [4_4]_Moment.jpg

ずいぶんイメージが違う登場の仕方ですが、話が進むにつれて、楽しいキャラが表に出てきます。

また、「Love by chance / ラブ・バイ・チャンス」で、Pete につきまとうろくでなしを演じていた役者さん Phurin Ruangvivatjarus (愛称がM)が、コングの仲間として登場しています。
こちらもイメージがずいぶん違いますね。

そうそう、「2gether」で、Tine の兄を演じていた Jirakit Kuariyakul(愛称が Toptap )もずいぶん違ったイメージ、役柄で登場しますよ。

こういう風に同じ俳優さんが違う作品に出ているのを見つけるのもいろいろとタイのドラマをあれこれ観る楽しみの一つになりますね。

このSOTUSは、最初の集団いじめ(?) のバランスが悪くて嫌になってしまうところはあるのですが、そこを通り過ぎてしまえばとても面白いと思えましたね--といいつつ、その集団いじめの最中にコングがアーティットに対して「嫁にする」という爆弾発言!!!をするシーン(EP1)があって、侮れないのですが。
この感想を書くのにちらほら YouTube で見返していたら、見入ってしまって時間をずいぶん費やしてしまいました(笑)。

最後に、音楽ですが、メインの曲、というかオープニングの曲はそれほどでもなかったのですが、下の曲はいいです。



ついでなので、オープニングの曲も貼っておきます(笑)。



タグ:タイBL SOTUS
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