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映画:シャドウ・イン・クラウド [映画]

シャドウ・イン・クラウド.jpg


映画の感想を続けて、今日は「シャドウ・イン・クラウドー」です。

シネマトゥデイから引用します。

---- 見どころ ----
『キック・アス』シリーズなどのクロエ・グレース・モレッツ主演によるサスペンスアクション。極秘任務を遂行するために爆撃機に乗り込んだ女性大尉が、謎の生物を目撃する。メガホンを取るのはロザンヌ・リャン。『Love, サイモン 17歳の告白』などのニック・ロビンソン、ドラマシリーズ「HAWAII FIVE-0」などのビューラ・コアレ、『ラストウィーク・オブ・サマー』などのテイラー・ジョン・スミスらが出演する。

---- あらすじ ----
第2次世界大戦中の1943年。連合国空軍の女性大尉モード・ギャレット(クロエ・グレース・モレッツ)は、最高機密をニュージーランドからサモアへ運ぶ任務を上官から下される。フールズ・エランド号と命名されたB-17爆撃機に乗り込んだ彼女は、男性乗務員たちから侮辱的なことを言われ、銃座へと押し込められる。その機内で、モードは右翼にまとわりつく謎の生物を発見する。


映画のHPから引用します。

INTRODUCTION

孤軍奮闘する女性パイロットの極限サバイバルを描く高度2500メートルのジェットライド・サスペンス・アクション

第二次世界大戦中の1943年。空軍の女性大尉モード・ギャレットが、フールズ・エランド号と命名されたB-17爆撃機に乗り込んだ。上官からの密命を帯びたモードの任務は、極秘の最高機密をニュージーランドからサモアへ運ぶこと。オール男性の乗組員たちから卑猥な言葉を浴びせられながらも、ひたむきにミッションを遂行しようとするモードだったが、銃座の窓から機の右翼にまとわりつく大空の魔物グレムリンを目撃。やがてグレムリンに機器を破壊され、日本軍のゼロ戦の奇襲も受けたフールズ・エランド号は、制御不能のパニックに陥っていく。はたしてモードは、この絶体絶命の危機を生き抜くことができるのか。そしてある重大な秘密を隠し持つ彼女が、この機に乗った本当の理由とは……。

 『キック・アス』のヒット・ガール役でブレイク後、相次いで多彩なジャンルの話題作に出演し、若手実力派のトップ女優へと成長を遂げたクロエ・グレース・モレッツ。ユニークな作品選びでも知られる彼女が主演を務めた『シャドウ・イン・クラウド』は、第45回トロント国際映画祭のミッドナイト・マッドネス部門で観客賞を受賞したジェットライド・サスペンスだ。高度2500メートルを飛行する爆撃機の機内を舞台にした斬新なシチューションと、予想もつかないスリルとサプライズが炸裂するストーリー展開に目を奪われる快作である。

アドレナリン全開のクロエ・グレース・モレッツ“大空の魔物”グレムリンとの死闘、日本軍零戦との銃撃戦

 クロエ扮する空軍大尉の主人公モードは、究極の男社会の縮図というべき爆撃機に乗り込み、次から次へと想像を絶する試練に見舞われていく。鋭利な鉤爪を持つ伝説の怪物グレムリンの恐怖、忽然と現れた日本軍の零戦の襲撃。しかも身体の自由が制限された爆撃機の銃座に押し込められているモードは、傲慢でどこか頼りない男だらけの乗組員たちにも対処しなくてはならない。そんなまさしく孤立無援にして八方塞がりの状況のもと、モードは命よりも大切な荷物を守りながら捨て身のサバイバルを繰り広げていくのだ。

 独創的なシチュエーションを存分に生かしたサスペンスに加え、ホラー、アクション、ミステリーの要素も惜しみなく盛り込んだ本作は、荒唐無稽なパルプ・フィクション風の面白さに満ちあふれている。とりわけジョー・ダンテ監督の大ヒット作『グレムリン』はもちろん、TVシリーズ「ミステリー・ゾーン」とその劇場版『トワイライトゾーン/超次元の体験』における「2万フィートの戦慄」でも描かれたグレムリンの大暴れは、1980年代ホラーのテイストを今に甦らせたかのよう。ダイナミックなカメラワーク、編集、シンセサイザー音楽、視覚効果が一体化した怒濤の映像世界に圧倒されずにいられない。ハラスメント発言を連発する男たちを黙らせ、悪夢のような苦難に立ち向かうクロエのアドレナリン全開の熱演にも魅了される。

 ジェームズ・キャメロン監督作品『エイリアン2』などからインスピレーションを得て、本作を完成させたのは中国系ニュージーランド人の新鋭女性監督ロザンヌ・リャン。第二次世界大戦に従軍した女性兵士たちへのリスペクトを表明しながら、新たな闘うヒロイン像を鮮烈に描き上げたその確かな手腕は、今後のキャリアの飛躍を予感させずにおかない。


STORY
第二次世界大戦中の1943年8月。ニュージーランドのオークランド空軍基地から飛び立とうとしているBー17大型爆撃機、フールズ・エランド号に、モード・ギャレット空軍大尉(クロエ・グレース・モレッツ)が乗り込んだ。上官からの密命を帯びて派遣されたというモードの任務は、ある最高機密を収納した革製の大きなカバンをサモアまで運ぶこと。しかしフールズ・エランド号の乗組員7名は、爆撃機に女性が搭乗することに反発し、あからさまに嘲笑的な言葉を投げつけてくる。軍の指令書を示して搭乗を許されたモードは、狭苦しい砲台の銃座に押し込められ、唯一協力的な乗組員のクエイド二等軍曹(テイラー・ジョン・スミス)にカバンを預けた。

 やがて離陸したフールズ・エランド号は、雷鳴轟く悪天候のなか、高度2500メートルの上空に達した。そのときモードは右翼の下部で不気味にうごめく生き物の影を目撃するが、誰も彼女の報告を信じようとしない。するとハッチの故障によって銃座の中に閉じ込められたモードに、先ほどの正体不明の生き物が襲いかかってくる。鋭い鉤爪を持つその凶暴な生き物は、かねてから空軍兵士の間で噂になっている“大空の魔物”グレムリンだった。隠し持っていた拳銃でからくもグレムリンを撃退したモードだが、基地への身分照会によって「モード・ギャレットという兵士は存在しない」という事実が発覚し、乗組員たちから疑惑の目を向けられてしまう。しかし次の瞬間、日本軍の戦闘機が正面から接近。すぐさま機銃を握り締めたモードは敵機の撃墜に成功し、乗組員たちのド肝を抜いた。

 そしてフールズ・エランド号をさらなる悪夢が襲う。グレムリンが油圧装置を破壊し、他の乗組員もそのおぞましい姿を目撃したことで機内はパニックに陥った。機長のリーヴス(カラン・マルヴェイ)はこの一連の異常事態の原因が、モードが持ち込んだカバンにあるのではないかと考え、中身を確かめるよう部下に命じる。はたして、そのカバンには何が隠されているのか。極秘任務を装っていたモードの本当の目的とは何なのか。その驚くべき真実が解き明かされようとしたとき、新たに出現した零戦3機の攻撃を浴び、グレムリンが機内に侵入してきたフールズ・エランド号は極限の危機に見舞われていくのだった……。



いやあ、長く引用しましたが、饒舌なイントロダクションとあらすじです。
がんばって作成したHPなのでしょうね。

というのもこの映画、どう考えても駄作だからです(笑)。
この作品、この点からだけでも完全なB級なのですが、いや、もう、無茶苦茶ですよ。
グレムリン、日本軍、そして任務に関連する謎の箱。
どれも無理筋ですし、相互に連関がまったくないのもすごい。
主人公をピンチに陥らせるため、とはいえ、たまたまグレムリンが襲ってきて、たまたま日本軍が来ないはずの遠いところまで攻めて来て、そこへたまたま主人公が謎の任務と称して乗り込んでくる。
まあ、主人公を窮地に追い込むための偶然なので大目に見る必要があるのでしょうが......

この3要素の中身もバラバラです。
空想の存在であるグレムリン。リアリティはないですよね。
実在の存在である日本軍(零戦)。まあ、リアリティはあると言えばあるでしょう。
そして謎の箱にまつわる任務。これ、ネタバレになるので明かしませんが、リアリティがありそうに最初見えますが、実像が明らかになるとあまりのリアリティのなさに脱力します。
ひょっとしたら、リアリティがなさそうでリアリティのないグレムリン、リアリティがありそうでリアリティのある日本軍、リアリティがありそうでまったくリアリティのない任務という異なった3要素をぶち込んだ意欲作と捉えるべきなのか??

とかなんとかボロクソに言っていますが、わりとはじめの方で馬鹿馬鹿しい映画認定をして、まじめに見る映画じゃないなと、B級ぶりを眺めていたので、楽しんで観たことは観たのですが(笑)。

どうしてこの映画を日本に紹介しようと思ったのでしょうね?
ニュージーランドの映画って珍しいと思うのですが、これで紹介のトレンドが途絶えたりしないでしょうか? 心配になる感じです。




製作年:2021年
製作国:ニュージーランド/アメリカ
原 題:SHADOW IN THE CLOUD
監 督:ロザンヌ・リャン
時 間:83分






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