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ドラマ:30秒のトリック [ドラマ ジョナサン・クリーク]

Jonathan Creek: The Complete Colletion [Region 2]

Jonathan Creek: The Complete Colletion [Region 2]

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「奇術探偵ジョナサン・クリーク」の、シーズン2 第3作目「30秒のトリック」 (The Scented Room)です。


今回は絵画盗難事件。
一度に四、五人しか入れないくらいの部屋に展示されている絵画エル・グレコの「ユダの接吻」。150万ポンド、と劇中で言っていたような......約2億円ですか......
ガイドが女子生徒を見学させ、一旦退出しドアを閉め、次のメンバーと共に入ったら絵が消えていた。
当然ながら、出入りは不可能な状況。窓は嵌め殺しの天窓しかなく、そこは到底届かない。壁にも不審な点はなく......
いいではないですか、この謎。

謎解きは常識的、と言いたいところですが、うーん、どうでしょうねぇ。
このやり方だと絵がだめになったりしないでしょうか?
(額縁から外すときに切り取っているので、その破損は別にしても)

また女子生徒を入れ替える際にも、ガイドも含めて全員が一度に外に出る必要はなく、ガイドは部屋に残ったまま女子生徒たちだけを入れ替えさせることも充分あり得るわけで、そうするとこの事件は成立しないことになってしまいます。

あと、館の主が強盗(?) に殴られた様子もありまして、書斎(図書室?)の怪しげな足跡とかの手がかりもあるのですが、こちら、いかにもとってつけたようなもので、あまりにも軽い扱い。
偽の手がかりでは、というのがあからさますぎて、ちょっと不思議な感じです。

ヒントが欲しいというマデリンに、ジョナサンが「コンビーフのサンドイッチ」のことを考えろ、というシーンがあり、解決編のくだりで、その意味が明かされるのですが、このヒントで真相にたどり着けというのは無理だよ、ジョナサン。マデリン、ちょっとかわいそう。

シリーズ的には、というか、ジョナサン、マデリンの仲としては、マデリンの隠された(いままでのシリーズで匂わされてさえいませんでしたね!)トラウマ的事態が明かされ、かつ、一応の決着をみます。そしてそこにジョナサンがきっちり居合わせる、と。
うん、うん、進展しそうな感じが漂ってきますね。



いつも通り「The Jonathan Creek homepage」という英語のHPにリンクを貼っておきます。
「30秒のトリック」 (The Scented Room)のページへのリンクはこちらです。
ただし、こちらのHP、犯人、トリックも含めてストーリーが書いてあるのでご注意を。写真でネタばらしをしていることもあるので、お気をつけください。


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