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ロンドンのクリスマス [イギリス・ロンドンの話題]

日本にいる方から、割とよくいただく質問に、
「ロンドンの(あるいはヨーロッパの)クリスマスはロマンティックなんでしょうねぇ」
というものがあります。
日本からの観光ツアーに「ヨーロッパでクリスマス」のようなものもあるのかもしれませんね。

しかしながら、こちらに住んでいるものからしますと、ロンドンは、そしてヨーロッパはクリスマスの旅行先として到底お勧めできない、と思います。
クリスマス前は寒いこと、暗いことを我慢すればOKかと思いますが、クリスマス本チャンは避けたほうがよいでしょう。
キリスト教国のクリスマスは、観光で訪れるところでない、と思うのです。
(以前は、クリスマスイルミネーションも日本やアメリカと比べると極めて地味で、あまりきらびやかでないなぁ、と思っていたのですが、LEDが普及してからだと思うのですが、ロンドンのクリスマスイルミネーションもずいぶん華やかになりました)

イギリスでは12月25日と26日は連休になります。
が、日本と違って、クリスマスは、恋人たちのもの、ではありません。
家族で過ごす日、なんですよね、基本は。
そして、25日、クリスマス当日はレストランもお店もたいがいお休みです。スーパーも当然お休みです。(為念、付け加えておくと、コンビニという代物はありません)
さらに、公共交通機関もSTOPします。地下鉄もバスもそれ以外の鉄道も止まります。
一種のゴーストタウンに近いといってもよいのでは、と思います。
そうですね、観光客だけが街をうろうろする、ということなのではないかと。もっとも、地下鉄もバスも止まってしまうので、観光客も移動には困っているのではないでしょうか。
また、食事をするところもかなり限定的になります。
馬鹿高いのを我慢してホテルのレストランに行くか、キリスト教とは関係ない、あるいは関係なさそうな、アラブ系のお店(ケバブ料理とか)か中華料理に行くか......

当然ながら、観光地といえるところ、アトラクションも休みです。
外からぼーっと眺めるだけ。それだけでも十分楽しめるとは思いますが、物足りない気分になりますよね、きっと。

そういう何もしない日も貴重だし、休みならではの醍醐味だ、と言えるとは思いますが、日本のみなさんが連想される旅行ですること、としてはアウトなのではなかろうとか思うのです。

25日のお昼時に、近場を徒歩でうろうろしてみましたので、ご参考までに写真をアップしておきます。
すごくお天気がよくて(本当にロンドンの冬には珍しい)、お散歩日和でした。

まず、ジャーミン・ストリート。ピカデリーサーカスの少し南ですね。
紳士服屋さん、靴屋さんが多い通りです。
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リージェント・ストリート。
ピカデリー・サーカス近くで、普通だと車と人で込み合うところです。
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同じくリージェント・ストリートをオックスフォード・サーカスの方へ北上する途中で振り返って。
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オックスフォード・サーカス。
こちらも非常に込み合う場所なのですが、この日は異常な少なさ。
上が東向きに、下が西向きに撮影したもの。
ちなみに、南向きで撮影すると、上の写真に近くなります。
DSC_4063.jpg
DSC_4065.jpg

デパート、リバティの前。
ここで人が一人もいない瞬間を撮影できるとは......なんかうれしいです。
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で、ヴィクトリア駅。閉まっています。
DSC_4100.jpg

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蛇足として、マークスアンドスペンサー@ヴィクトリア駅の店先。
DSC_4105.jpg
お寿司売ってるんですよね......
中身を気にしなければ(!)、食べられなくはないですよ。食べたいとは思いませんが。
昔のこちらのスーパーで売っていたSUSHIに比べると、格段の進歩ですから。
でも、右側の方に
「100s OF NEW IDEAS EVERY MONTH」
とあって、怒!
毎月何百もの新商品を、ということだと思うんですが、新商品であれこれ試す前に、ちゃんとした基本を押さえてからにしてほしいなぁ、と日本人としては強く強くリクエスト......


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