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Kiss [タイ・ドラマ]

タイのドラマ「Kiss」の感想です。



「The Gifted Graduation」の放送が始まっていたので、その前編である「The Gifted」の感想を先に書きましたが、「He is coming to me」(感想ページへのリンクはこちらこちら)の次に観たのがこの「Kiss」です。

SOTUS」、「SOTUS S」 を観て気になっていた俳優 New の出演作を観ようと。

「Dark Blue Kiss」という作品がとても評判がよさそうなので、それを観ようと思ったのですが、
「Kiss」
「Kiss me again」
「Dark Blue Kiss」
と続くシリーズだというので、順に観てみることに。
というわけで、「Kiss」です。
「Kiss the series」と書かれていることが多いようですが、the series って連続ドラマであることを示すだけなので、タイトルとしては「Kiss」なのかな、と思います。

2016年1月から4月にかけて GMM 25 で放映されたようです。
(これまたいつものように、MyDramaListの情報です。)
YouTube に、GMM TV によりアップされています。
EP1 から EP16 まで、各エピソード50分くらいです。
YouTubeでは、各エピソード5分割されていまして、合計80本ですね。
残念ながら日本語の字幕はなく、英語字幕で観ました。
YouTube ↑ のリンクは、GMM TVの Kiss のリストのページです。

俳優 New 目当てで観たのですが、彼はこの「Kiss」では脇役です。
正直、あんまり出てこない...... でもあんまり出てこないにも関わらず「Kiss」で強い印象を与えたから、次の「Kiss me again」での扱いが大きくなり、「Dark Blue Kiss」では正真正銘のメインですからね。すごい。

rVz4pf.jpg

Kiss」のメインは、この告知の4人。

一番左は Thada(タダ)。
演じているのは Jirakit Thawornwong、愛称が Mek。
不愛想で無骨な感じがよく出ています。
その隣が Sandee(サンディ)。
強気で自立心に富む女性です。凛々しい。
演じているのは Lapassalan Jiravechsoontornkul、愛称が Mild。
この二人は、New 演じる Kao(カオ)の大学の同級生です。
New 演じる Kao の相手役 Pete (ピート)と、もう一人 June(ジューン)が加わった5人が仲間ですね。
ついでに書いておくと、Pete (ピート)を演じているのは Tawan Vihokratana、愛称が Tay。名前のところに Instagram のリンクを貼ってみました。
「The Gifted Graduation」にも、校長の若い頃のエピソードの中に出てきますね。
June(ジューン)を演じているのは Nachat Juntapun、演じているのは Nicky。
5人の中ではコメディ部門担当ですね。盛り上げ役。かつ、緊迫した場面での緩和剤。素晴らしい。

[Eng Sub] Kiss the Series รักต้องจูบ _ EP_3 [2_5]_Moment.jpg

この写真の一番左が Pete (ピート)。こっそり(?) つきあっているという設定なのですが、Kao(カオ)がさりげに肩を組んでいますね(笑)。
Kao(カオ) の隣、Thada(タダ)との間にいるのが June(ジューン) です。

告知に戻って、Sandee(サンディ)の右の女性が Sanrak(サンラック)。
Sandee(サンディ)のお姉さんです。こちらも大学生ですが、インターンをする頃です。
きれいなんですけど、あー、はっきり言って、バカです(失礼)。しかも強烈にバカ(重ねて失礼)。
演じているのは Worranit Thawornwong、愛称が Mook。
一番右が Na (ナー)。
Sanrak(サンラック)のインターン先の社長、というよりは、Sandee(サンディ)、Sanrak(サンラック)の長姉であるSansuay(発音が難しいですね。サンスェイかな?)の元カレ、という説明の方がいいかもしれません。あっ、元カレではないのかも。同級生?
演じているのは Sattaphong Phiangphor、愛称が Tao 。
非常に整った顔立ちですが、どことなく幼い印象を与えるのがポイントですね。
ちょっとNoble なところのある役が似合いそうです。

この2組がそれぞれカップルになるまでを描いています。
それぞれの当事者に対して、恋人あるいは思いを寄せている人が存在するというややこしい状況になっています。

Thada(タダ)、Sandee(サンディ)の方は、大学生らしいドタバタというか、狂騒曲というか、おもしろいです。
オープニングが、酔っぱらった次の朝、二人が同じベッドで目を覚ますところからです。
そこを同級生 Pete (ピート)に見つかってしまい、大騒動の始まり、始まり~。
二人の性格が災いし、素直になれない二人を、周りがひっかき回す様子は楽しかったですね。
また性格的にこの二人お似合いだと思いました。

しかし、一方の Sanrak(サンラック)、Na (ナー)の話は、ダメでしたね。まったくダメ。
もう、Sanrak(サンラック)がバカすぎて話にならない。見ていて、イライラします。
バカゆえに可愛いと思えるシーンもないではないのですが......
恋愛関係がバカなのは、まあしょうがないでしょう。愛は盲目ともいいますし。
彼氏に騙されているとも知らず信じ切っている、というのは、かなりあからさまなのにな、とは思うもののあり得るとは思うので。
でも恋愛関係だけではなく、そもそもバカなんですよね、彼女。バカなくせに、ちゃんと相談もしない。人の言うことも聞かない。
これは脚本が悪いんでしょうね。
インターンでの仕事ぶりなんか、もうひどいとしかいいようがない。ここまでバカだと、インターン以前に大学、いやそれどころか高校にもよく入れたな、と思います(タイの教育制度でどこから入試があるのか知りませんが。彼女の頭では入試は到底突破できないでしょう)。
驚いたことに、バカなのは彼女だけではないのです。受け入れる会社側もバカ揃い。
大事な契約(感じからすると社運がかかっているような契約です)が Sanrak(サンラック)のせいでおジャンになるというエピソードがあるのですが、有能だとされている人(Sanrak(サンラック)の指導員です)が、そのままSanrak(サンラック)に任せきりで契約の場を迎えるだなんて絶対あり得ない。
こんな会社早い段階で倒産してしまっていたことでしょう。
恋愛面、仕事面すべてのエピソードが関係者が揃いも揃ってバカでないと起こりえないものになっていまして、興ざめ。正直、観るのがつらかったですね。
BGMとしてテーマ曲が「Kiss Kiss Kiss~」と能天気に流れると腹が立つくらいです(笑)。
なので、Sanrak(サンラック)、Na (ナー)のパートは観る価値なしです。

観る価値なし、はさすがに言いすぎですね。
このパートで観る価値があるというと、Sanrak(サンラック)の彼氏 First 役が「2gether」の Dim先輩で、Sanrak(サンラック)の友人で First のことを彼氏にふさわしくないと確信している Noina 役が「2gether」の Green だということでしょうか。
First って本当に嫌な奴になっていまして、よくこの役を引き受けましたね。自然に嫌な奴に観えますので、俳優としての実力なんでしょうね。そういえば、いままで紹介していませんでしたね。演じているのは Sivakorn Lertchoochot、愛称 Guy です。
あと、「2gether」でチアリーダーの部長役をやっていた女優さん(Phakjira Kanrattanasoot、愛称 Nanan)が、Na (ナー)の彼女(?) 役で出ていまして、あまりの変貌ぶりにびっくりします。化けるということでしょうか。確かに、化粧って、化けるという文字を使いますもんね......


で、肝心の? New のパートは、Kao(カオ)と Pete (ピート)がつきあっていることを周りに隠しているという設定なので、物語のスパイスとして効果的に使われていましたね。
ちょこちょこっとエピソードが盛り込まれていて、出てくると、おおっと思えます。
ちょっと出てくるだけでもかなり印象的に扱われているのですが、やはり中でも、仲間に付き合っていることが知れてしまうシーン(EP14
がいいですね。
そのあと、June(ジューン)にからかわれつつも、カップルとしてふるまうシーン(EP15)も楽しい。

[Eng Sub] Kiss the Series รักต้องจูบ _ EP_15 [2_5]_Moment.jpg

このシーン、照れるというシーンなんですが、これ、演じているんじゃなくて、本当に照れているように見えます(笑)。また、June(ジューン)もとてもナチュラルです。とてもいいシーンだなと思えます。

ということで、この「Kiss」は、Kao(カオ)と Pete (ピート)を隠し味に、Thada(タダ)と Sandee(サンディ)の物語を楽しむのがよいと思います。


<蛇足>
本当に蛇足なんで恐縮ですが、 Sanrak(サンラック)、Sandee(サンディ)の家ってブティックをやっているのですが、

[Eng Sub] Kiss the Series รักต้องจูบ _ EP_1 [3_5]_Moment.jpg

上の写真、わかりにくいですが、店の名前がたぶん左手の「ORDINARIEZ」で、ドアの右奥に221Bと書いてあるの、拡大すると見えるでしょうか?
住所(通りのナンバー)なのではないかと思うのですが、221B。いいな、と思ってしまいました。



<2020.12.3追記>
続編の感想へのリンクを。
Kiss me again その1
Kiss me again その2





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